新時代のドゥーム/ストーナー・アクトとして欧米での人気が急上昇中のCASTLE RAT、スタジオ・ライヴ映像をフル公開!

ニューヨークはブルックリン出身のドゥーム/ストーナー・バンド、CASTLE RATのスタジオ・ライヴがYouTubeで公開されています。先鋭的ミュージシャンのライヴを多数放送しているシアトルのラジオ局KEXPでのパフォーマンス。

CASTLE RATは2019年に結成され、これまでフル・アルバム2枚を発表している4人組。日本ではまだ知名度サッパリですが、“Metal Hammer” のカヴァーを飾ったり、“Rolling Stone” の2025年度ベスト・メタル・アルバム11位に選ばれたりと、今や欧米では人気が急上昇。日本でサッパリなバンドを何故紹介するかと言えば、単純に音楽が極めて良いからです。
 
『レッドソニア』を思わせる露出度高すぎな “ラット・クイーン” ことライリー・ピンカートン〈vo, g〉を始め、メンバーは全員ファンタジー調の衣装をまとっており、ライヴ中にビザールな被り物女子(パフォーマンス専門メンバー)と戦う寸劇もあったりと、見た目だけで言えばキワモノもいいとこですが、とことん重く、しかしどこか幻想的なサウンドは間違いなく本物。
 
ドゥームというと「遅くて暗いのは苦手」という人には避けられそうですが、むしろ正統派メタル目線で見ると、WITCHFINDER GENERALのような邪悪系NWOBHM、はたまたTROUBLEのようなアメリカン・メタルの原初形態に近い。なんていう情報を書くと余計に日本ウケが悪くなるような気がしないでもないですが、リード・ギターにザック・ワイルド的なフラッシーな見せ場を作ったりと、取っつきやすいキャッチーさを孕みながら “今” っぽく仕上げる手腕は只者ではないはず。NYという土地柄から共通点が生まれるのか、MANOWARやVIRGIN STEELEのバーバリアン感が好きな人にこそ聴いていただきたいという気持ちに駆られるサウンドです。
 
今回公開されたスタジオ・ライヴは20分強と短めなので、その辺の本格サウンドと見世物小屋的パフォーマンスという2大特徴をコンパクトに味わうことができるはず。
 
一気に注目度を高めることになった2ndフル「THE BESTIARY」はこちら。

THE BESTIARY
1. Phoenix I: Ardent
2. Wolf I: Tooth & Blade
3. Wizard: Crystal Heart
4. Siren: The Pull of Promise
5. Unicorn: Carnage and Ice
6. Path of Moss
7. Crystal Cave: Enshrined
8. Serpent: Coiled Figure
9. Wolf II: Celestial Beast
10. Dragon: Lord of the Sky
11. Summoning Spel
12. Sun Song: Behold the Flame
13. Phoenix II: Cinerous

ちなみにライリー・ピンカートンのお父上はギタリストのジョン・マッカリー。この方が助力したミュージシャンのリストを挙げると、ビリー・ジョエルだのシンディ・ローパーだのと超一級の名前ばかりが並ぶことになる一線級セッションマンなわけですが、HR/HM界隈で言うとアリス・クーパーの「TRASH」でメインのギター・パートを弾いている人と言えば凄さがわかるというものでしょう。ラット・クイーン、実はサラブレッド。

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