2026年グラミー賞“メタル”界隈まとめ。新世代ハードコアTURNSTILE無双!!

社会は端から見ていて気の毒なくらい混乱しまくっている2026年の米国だが、かの国の音楽業界の年次報告的なお祭り“グラミー賞”イベントは今年もつつがなく開催された。

グラミー賞公式ウェブサイト

メタル/ラウド/ハード/ヘヴィ寄りを含むロックの存在感が全般的にえらく薄くなっている昨今の米国メインストリーム・マーケットだが、マーケティング上のジャンル準拠でやたら膨れ上がった部門のなかにはいまでも一応“メタル”を冠した部門はなくなってはいないので、その部分のみまとめてサクッとご報告つかまつる。ござそうろう。なんのこっちゃ。

以下、ノミネートと最優秀賞受賞を記す。

【BEST METAL PERFORMANCE】
DREAM THEATER“Night Terror”、GHOST“Lachryma”、SLEEP TOKEN“Emergence”、SPIRITBOX“Soft Spine”を抑えて受賞したのはTURNSTILE“Birds”。

猛烈に何か言いたくなってるそこのあなた、それに対して何か言ってやりたくて手ぐすね引いてるそこのあなた、いざこざはどこか他でお願いします。

ちなみにボルチモア出身の新世代ミクスチャー・ハードコア・バンドTURNSTYLEは“BEST ROCK ALBUM”“BEST ROCK SONG”“BEST ROCK PERFORMANCE”部門にもノミネートされている。TURNSTYLE無双の状態にはびっくりだが、そこからは部門=ジャンルの細分化が激しいわりに米国音楽業界の認識ではその各ジャンルの壁がかなり融解していることが判るだろう。もうかなり前から言われていることではあるが。この状況を歓迎するか、しないか、そんなの関係ないかはリスナーのあなた次第。

ということで視界をちょっとだけ広げて眺めてみると……。

【BEST ROCK ALBUM】
DEFTONES「PRIVATE MUSIC」、LINKIN PARK「FROM ZARO」、ヤングブラッド「IDOLS」などを抑えて“BEST METAL PERFORMANCE”にも選ばれたTURNSTILE「NEVER ENOUGH」が受賞。

【BEST ROCK SONG】
SLEEP TOKEN“Caramel”、TURNSTYLE“Necer Enough”ヤングブラッド“Zombie”などを抑えてNINE INCH NAILS“As Alive As You Need Me To Be”が受賞。

【BEST ROCK PERFORMANCE】
LINKIN PARK“The Emptiness Machine”、TURNSTILE“Never Enough”などを抑えて“ヤングブラッド feat. ヌーノ・ベッテンコート、フランク・ベロ、アダム・ウェイクマン”名義の“Back To The Beginning”での“Changes”のライヴが受賞。おー。

これについては“Back To The Beginning”の主役の一人トニー・アイオミがSNSにヤングブラッドへの祝福メッセージを投稿している。

トニー・アイオミ公式フェイスブック

なお、授賞式ではオジー・オズボーンの追悼コーナーが設けられ、ポスト・マローン、スラッシュ、ダフ・マッケイガン、チャド・スミスらによるBLACH SABBATH“War Pigs”のカヴァーが披露された。
 

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「それにしてもジャンルがグッダグダだが……」
「あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ」
 

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