FU MANCHU+元PANTERA+元DARK FUNERAL+元PENTAGRAM=? 新プロジェクトAXE DRAGGERがデビュー! ボブ・ボールチ(g/FU MANCHU)「これは80年代初頭のヘヴィ・メタルを純粋に反映した作品だ」

FU MANCHUのギタリスト;ボブ・ボールチと元PENTAGRAMのドラマー:ピート・キャンベルという米ドゥーム/ストーナー・メタル界大御所からの2人がオンライン上のやりとりでスタートした“リモート・プロジェクト”にPANTERAの初代ヴォーカル:テリー・グレイズとTHERION、GRAVEなどを渡り歩き現在はDARK FUNERALに在籍するスウェディッシュ・デス/ブラック・メタル界のヴェテラン・ベーシスト:フレドリック・イサクソン(DARK FUNERALでのステージネームは“アドラ=メレク”)が加わった新バンドAXE DRAGGERが、米西海岸のストーナー・ロック推しインディーズ“Ripple Music”からデビュー・アルバム「AXE DRAGGER」を2026年3月6日に発表する(海外)。

意外な組み合わせから生まれたサウンドはオールド・スクールでトラディショナルな80'sUSパワー・メタル。なにはともあれ先行公開されたMVをご覧ください。

テリー・グレイズは“元PANTERA”と言ってもフィル・アンセルモ加入以前、ダイムバッグ・ダレル(当時はダイアモンド・ダレル)がグラム・メタルを指向していた時代の初代フロントマンで、PANTERA脱退後はLORD TRACYのフロントマンとしてスリージィでアメリカンなハード・ロックンロールを追求していたシンガー。一方、プロジェクトの創始者ボブ・ボールチは現在FU MANCHUのギタリストを務める傍ら“PlayThisRiff.com”なるオンラインのドゥーム・メタル・ギター&ベース教室を運営しており、このオンライン活動が新バンドAXE DRAGGER結成のきっかけになったようだ。

ボブ・ボールチ「わたしは2~3年前からFaceTimeを使って生徒にレッスンを行なっているんだけどその生徒が“昔の RIOT、JUDAS PRIEST、DIOを学びたい”と言っていて、それがきっかけでわたし自身もオールド・スクールなヘヴィ・メタル・プロジェクトを始めようという思いに火がついたんだよ。そこでドラマーのピート・キャンベルとわたしは連絡を取り合って、リフやドラム・ビート、アイディアの交換をしたんだ。何曲か出来上がったところで、ヴォーカリストのテリー・グレイズとベーシストのフレドリック・イサクソンを参加させた。テリーが最初に送ってきた曲が“Axe Dragger”で、ピートとわたしは一発で夢中になったよ。そこから1年でアルバムを完成させた。これは80年代初頭のヘヴィ・メタルを純粋に反映した作品だ。ギター・マニアの皆さん、このアルバムは「POWERSLAVE」時代のIRON MAIDENのようなハーモニック・マイナー・モード満載だ!」

AXE DRAGGER
〈DEBUT ALBUM〉
AXE DRAGGER 
「AXE DRAGGER」

Ripple Music
2026年3月6日発売(海外)
01. Axe Dragger
02. Give You Rope
03. Fight Another Day
04. Iron Rider
05. Eat Me From The Inside
06. Shock 'Em Dead
07. El Toro
08. The Damned Will Cry
09. Fire In The Madhouse
10. Death Is Calling My Name

bandcamp

参考までにLORD TRACYでのテリー・グレイズの姿。USスリージィ・メタル大流行時代1989年発表のデビュー・アルバム「DEAF GODS OF BABYLON」より。

こちらはFU MANCHUでのボブ・ボールチ。USストーナー・ロック大流行時代1999年発表「KING OF THE ROAD」より。

で、混ぜるとこんな感じ……劇的な化学反応……。

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