来日公演を目前に控えたBATTLE BEASTからノーラ脱退。後任は元PHANTOM ELITE~現EXIT EDENのマリーナ・ラ・トラーカ
2026年3月の来日公演が近付くなか、フィンランドのヘヴィ・メタル親善大使BATTLE BEASTから13年の長きにわたってバンドの顔を務めてきたノーラ・ロウヒモの脱退が発表された。
オフィシャル・サイトに発表されたバンドの声明によればソロ活動専念を望むノーラの意向を汲んでのメンバー・チェンジで友好的な別れとのこと。
ノーラ・ロウヒモのコメント:
「13年間、わたしはBATTLE BEASTと共に成長し、学び、発展し、音楽家として、そして人間としての自分自身を探求してきました。いま、わたしの心はさらなる冒険を求め、夢に向かって自らの翼で飛び立とうとしています。その夢は、わたしが全精力を注ぐことで初めて追いかけられるものなのです。人生はさまざまな時代で満ちており、いまこそ新たな時代の始まりです。BATTLE BEASTとファンの皆さんへの感謝と愛は永遠に変わることありません。これは終わりではなく双方にとって新たな冒険の始まりです。リトル・ビーストの皆さん、またすぐにお会いしましょう!」
さすがノーラ姫、品の漂うコメント……。
日本のファンにはいかにも悪いタイミングのメンバー・チェンジ発表だが、BATTLE BEASTとにかく絶え間ないツアーの連続で熱い支持を広げてきたバンド。日本遠征からスタートする2026年ツアーを前に2025年欧州ツアーの終了タイミングでの発表だったのだろう。
すでに新ヴォーカル:マリーナをフィーチュアした新たなバンド・ショットも公開されている。
個性的パフォーマンスで長らくバンドの看板シンガーを務めたノーラだけに彼女のステージを楽しみにしていた日本のファンにはショックがデカいだろうが、20年近くヨーロピアン・パワー・メタル大衆普及ムーヴの先頭に立ち続けているBATTLE BEASTのヴォーカル・チェンジはこれが二度目。タイプの異なる女性シンガーを迎えたBATTLE BEASTにはまた新たな展開が訪れるに違いない。来日公演に足を運ぶリトル・ビーストの皆さんは新ラインナップのお披露目公演となる来日公演を是非とも大歓声で盛り上げていただきたい。
なお、新加入のマリーナ・ラ・トラーカもまた欧州メタル界でバリバリ活動を続けてきた注目の女性メタル・シンガー。近年の活躍ぶりはこんな感じ。予習にどうぞ。
マリーナがフロントを務めていたPHANTOM ELITEの2025年最新EP「MANTIS」より“Nectar”のMVはこちら。
欧州メタル歌姫集合プロジェクトEXIT EDENの2024年アルバム「Femmes Fatales」より、アルバム・タイトル曲のMVはこちら。登場の3人はマリーナ+VISIONS OF ATLANTISのクレモンティーヌ・ドロネイ+LEAGUE OF DISTORTIONのアンナ・ブルナー。
【BATTLE BEAST JAPAN TOUR 2026】
★東京
2026年3月6日(金)渋谷WWWX
★大阪
2026年3月7日(土)心斎橋SUN HALL
詳細:EVP
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