フィンランドの森の暴れん坊KORPIKLAANI が久々に復活するペイガン/フォーク・メタルの祭典ツアー“Heidenfest”参加を前にしてANTHRAX“Got The Time”のカヴァーをデジタル・リリース。コルピの一大モッシュ大会宣言!?
“Got The Time”はもともとは英国のニューウェイヴ系アーティスト:ジョー・ジャクソンの曲だが、ANTHRAXが90年にカヴァーで取り上げて彼らのライヴでも長年盛り上げ定番曲として演奏し続けてきたため、世界中のスラッシャーにお馴染みのアゲアゲ疾走曲。KORPIKLAANI は2021年にこの曲のフィンランド語歌唱によるカヴァーを“Ennen(フィンランド語で“before”の意)”なるタイトルでシングル・リリースしMVも公開していたが、このたび2026年1月から全欧ツアーが始まる欧州ペイガン/フォーク・メタルの祭典“Heidenfest”(10年ぶりの開催)にFINNTROLLとのダブル・ヘッドライナーの形で参加することが決定したのに合わせて英語ヴァージョン“Got The Time”として再リリースされた。
02. Ennen
ヨンネ・ヤルヴェラ(vo, g)
「撮影中にヴィデオ・プロデューサーから酒を飲むように勧められたのは初めてのことだったな。指示通りに喜んで従ったぜ!」
ちなみに2021年発表のフィンランド語ヴァージョン“Ennen”のMVはこちら。
ヴォーカル以外の演奏もMVも基本“Ennen”からの流用だが、前回リリースではカヴァー元について特に強調していなかったのに対して今回の“Got The Time”としての再リリースに当たって「ANTHRAXヴァージョンのカヴァー」とあらためて明言しているあたりから、“Heidenfest”を一大モッシュ・パーティとして盛り上げる意欲と期待が見えてくる。KORPIKLAANI の同フェス参加は2012年、2015年に続いて三度目。
2008年に始まり、2010年代前半には欧州全域のペイガン/フォーク・メタル隆盛に大きく貢献した“Heidenfest”。かつて飲んだくれのお祭り騒ぎ集団というキャラで場を盛り上げるフォーク・メタル界の暴れん坊も、いまでは欧州ペイガン/フォークメタル界の盟主の貫禄を備えるに至っている。
……MVを観るかぎり、嬉しいことに飲んだくれのお祭り騒ぎ集団のキャラはなんら変わっていないようだけれど!
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