BUTCHER BABIESが2024年発表カーラ脱退後初シングル“ Sincerity”を“オープン・ヴァース・チャレンジ”にかけたうえゲストを迎えて作り直した新ヴァージョンを集めた6曲入りEP 「INSINCERITY」をリリース!

ハイディ・シェパードとカーラ・ハーヴェイのツー・トップでUS激烈メタル女王の人気を勝ち取ったBUTCHER BABIESからカーラが脱退したのが昨年2024年。バンドは同年末にフロント・ウーマン・ハイディ一人体制による初シングル曲“ Sincerity”を発表して健在をアピールしたが、それからおよそ1年、その“Sincerity”を“オープン・ヴァース・チャレンジ”で競作した複数ヴァージョンにさまざまなゲストを迎えてレコーディングした音源を集めた企画EP「INSINCERITY」がリリースされた。

“オープン・ヴァース”とはアーティスト提供した楽曲の一部を他のアーティストが自由に自分のパートを加えて曲を完成させるヒップホップ由来の創作方式で、その競作イベント“オープン・ヴァース・チャレンジ”は最近TikTokなどを舞台に流行っているのだとか。

バンドのコメント「このリミックスEPは私たちがこれまで手掛けた中で最もクールでや意欲的な作品のひとつです。私たちはオープン・ヴァース・チャレンジを企画した最初のバンドではありませんが、(知る限り)このチャレンジを公式リリース結びつけたのは私たちが初めてです。皆さんが選んだアーティストをフィーチュアすることに、私たちも賛同しました」

また招かれたゲスト陣は、英ジェント/プログ・メタルTESSERACTのギタリストが立ち上げたサイド・プロジェクトCAGE FIGHTの女性シンガー:レイチェル・アスペ、米タレント発掘番組『AMERICA'S GOT A TALENT』出身のローティーン・ガール・メタル・シンガーとして話題のハーパーらユニークな女性シンガーの他、Nuメタル時代から続くSALIVAのボビー・アマル やUSポスト・ハードコア古参ESCAPE THE FATEのエリック・ジェンセンらヴェテランからLYRIC NOEL、SLEEPING IN SILENCEUSらオルタナ・メタル新鋭まで、世代も音楽スタイルも越えたオルタナ・メタル界の人々。流行をキャッチアップしながら激烈メタルの世界をひとつに統合しようという野心が感じられる企画EPだ。

BUTCHER BABIES×SALIVA×LYRIC NOEL×ハーパーによる“Sincerity (You Were Never There For Me)”のMVはこちら。

こちらはBUTCHER BABIES×CAGE FIGHT etc.による“Sincerity (You Fooled Me Twice)”のMV。

シンガーがハイディ・シェパード一人になってしまったBUTCHER BABIESによるオリジナルの“Sincerity”MVはこちら。

INSINCERITY EP
01. Sincerity (You Were Never There For Me)
02. Sincerity (The War You Started)
03. Sincerity (Now I See It All So Clear)
04. Sincerity (You Fooled Me Twice)
05. Sincerity (I Know I Wasn't Perfect)
06. Sincerity

なおBUTCHER BABIESを離れたカーラがANTHRAXのチャーリー・ベナンテと婚約のうえすでに彼の全面バックアップを受けた新プロジェクトTHE VIOLENT HOURを試動していることは既報のとおり。と一応最後に付け加えておく。いや、他意はない。

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