THE CULTが好評に応え2年にわたって続けてきた“THE CULT/DEATH CULT”二刀流体制原点回帰ツアーの終了を発表。ネクスト・ステージへ
2023年に前身に当たるゴス・パンク・バンドDEATH CULTの復活を宣言し、以降DEATH CULT~THE CULTの歩みをまとめて振り返るヒストリカル・ツアーを好評に応えて2年にわたって延長し続けてきた、THE CULT。同ツアーの本年スケジュール完了を目前に控えたタイミングで、イアン・アストベリー(vo)とビリー・ダフィ(g)がTHE CULT/DEATH CULT形態のツアーの“無期限休止”を発表した。
THE CULT公式フェイスブックより
「母なる自然には避けようのない変化と進化のサイクルがあります。月の満ち欠けは変わりゆき、潮は満ち引きします。創造と再生には変化が必要です。
このことを念頭に、現在の北米ツアー“THE CULT/DEATH CULT 8525 Tour”の残りの日程を終えたのち、私たちは不確定な期間、ツアーから離れることを決定しました。ここ数年、私たちは精力的にツアーを行なってきましたが、今後は作曲、新曲のレコーディング、そして今後発表される他のプロジェクトに注力していく予定です。今は精神的エネルギーを充電するため、内面に向き合うべきとき。
次にステージに復帰するときはこれまで以上に燃え上がる炎とエネルギーを皆と分かち合うことでしょう。
私たちの絆は共同体の絆であって断たれることはなく、単に一時停止するにすぎない。
現在のツアーでは残り5公演を実施し、10月30日のロサンゼルス“ザ・シュライン”公演でクライマックスを迎える。THE CULTとDEATH CULTの40周年を祝うこの素晴らしい祭典に是非ご参加ください。
皆さまの愛と支援に心の底から感謝します。私たちはそれによって生かされています」
アストベリーは最近のインタビューで「THE CULTはいま“興味深い瞬間”にありバンドの将来がどうなるかは正確にはわからない」と語っていた。
THE CULT/DEATH CULT体制ツアー中2024年のTHE CULT初期曲のライヴ演奏はこちら。
THE CULT名義の前作「UNDER THE MIDNIGHT SUN」(2022年)より、“Outer Heaven”のヴィジュアライザーはこちら。
その昔80年代に英国らしいダークでナーヴァスなゴス・パンク・バンドから突如として米国的なタフネスを備えた骨太メロディック・ハード・ロック・バンドに生まれ変わり、GUNS N' ROSESをはじめとするパンクとハード・ロック両方の影響下にある世代に大きな影響を及ぼしたことでも知られるTHE CULT。40年を経て再びパンク/ニューウェイヴのルーツに戻り21世紀のオーディエンスから絶賛を受け取った彼らがこれからどのような道を進むのか、注目を。
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