メタルコア界のしくじり先生AS I LAY DYINGがティム・ランベシス(vo)以外のメンバー総入れ替えの新体制第一弾シングル“Echoes”を発表! フラストレーションを蹴散らすかの爆走曲…
USメタルコア大躍進世代で最も成功を収めたバンドのひとつでありながらフロントマンのティム・ランベシス逮捕服役(妻の殺人依頼を行なったというとんでもない不行状)の間活動停止して名声を地に墜としてしまったしくじり先生AS I LAY DYING。2018年再始動ののちもバンド内のギクシャクは収まらず分裂~メンバー補充を経て2024年の新体制初アルバム「THROUGH STORMS AHEAD」発表後にはついにランベシス以外のメンバーが全員脱退する事態に。
不屈の?ランベシスは本年2025年になって再びの新体制で活動を再開し出世作「SHADOWS ARE SECURITY」(2005年)発表20周年欧州ツアーの計画を発表したが、現在ランベシスはプライヴェート動画流出で発覚した飼い犬虐待の容疑で新たに告発されている状況……そんな状況下で自主制作のやり直し新体制第一弾シングル“Echoes”リリースである。ふぅ。
ひさびさのストレートな爆走曲だが、これは苦境に立ったランベシスのフラストレーションの表われなのか、あるいは「SHADOWS ARE SECURITY」発表20周年欧州ツアーを前にした原点回帰の意味なのか。キレてる場合じゃない気もするが……。
それはともかく新ラインナップはランベシスに加えてクリス・クランシー(b, vo/現MUTINY WITHINなど)、ティム・ヨング(ds/元AURORA BOREALIS、DIVINE HERESYなど)、ツイン・ギター・チームにビル・ハドソン(g/元POWER QUEST~DIRKSCHNEIDER~現CIRCLE II CIRCLE)と若手ドン・ヴェッダという不思議な寄り合い所帯。それでも初期AS I LAY DYINGらしいブチ切れメタルコア曲になるところがランベシスの個性の強さではあるのだろうが。

ランベシスの動物虐待の告発が同意7万人に及ぶオンライン署名活動をもとに行なわれた経緯もあってすっかり社会を敵に回してしまったAS I LAY DYING。すんなり立ち直ることができるのかどうか、激烈な新曲を聴きながら穏やかな落着を祈ることにしましょう。



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