ALDIOUS:無期限活動休止前のラスト・ツアーの最終日をリポート!

無期限活動休止前のラスト・ツアーの最終日をリポート!
フィメール・メタルの生ける伝説が見せた
“節目”に相応しい最高のライヴ・パフォーマンス!!
ALDIOUSが無期限の活動休止を発表した際、どのように受け止められたのか、そのすべては把握できないが、驚きはもちろんありつつ、どこかこの日の到来を予感していたかのような人たちもいたようにも映る。ヴォーカリストが不在の状況が続く中でサポート・メンバーを迎えてライヴを敢行してきた近年、Marina脱退後はドラマーの座も空席になっていたことに鑑みれば、そういった考えに至ることも理解できる。傍から見れば、特に正規には4人目となる後任シンガーがなかなか決まらなかった点は、ALDIOUSのその後を不安視させる要素だったのも間違いないだろう。
公のアナウンスに先駆けてバンド側から今回の一報が届いたとき、個人的に抱いたのは、まさに青天の霹靂としか言いようがない感覚だった。というのは、すべて水面下での話とはいえ、彼女たちが活動の再開に向けた取り組みを具体的に進めていたことを知る立場にあったからである。ほんの数ヵ月の間に事態は激変していたことになるが、無論、新生ALDIOUSとしてのラインナップは確定していなかったものの、顔触れがすべて決まってからでは出足が遅くなるのは誰しも想像がつくだろう。だからこそ、マネジメント、音源制作、ライヴ等々の運営面を整備するべく、より実際的なミーティングなども、近い将来を見据えて行なわれていたのだ。結果的にバンドとしての活動休止の意向を受け、急遽行なわれることになった今回の東名阪ツアー『The Dominators Last Standing 2025』に、新たなコンサート制作会社が関わっていたのもその一連の流れにある。
今回のツアーはYoshi<g>、サワ<b>、トキ<g>に過去に在籍していたRe:NO<vo>とAruto<ds>が加わる編成で行なわれることになっていた。ファンなら周知のとおり、2024年11月29日に川崎クラブチッタで行なわれたCYNTIAの一夜限りの復活ライヴ『QUEEN OF THE NIGHT』にゲスト出演したときに特別に実現した5人である。運命のいたずらとでも言うべきか。あの時点で活休の話はなかったが、このライヴが仮になかったとしたら、今回のツアーは実現不可能だったかもしれない。
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