BUCKCHERRY:ロサンゼルスが誇るロックン・ロール・バンドが2年ぶり通算11作目のニュー・アルバム「ROAR LIKE THUNDER」をリリース。

 LAでもはや孤高と言える存在感を放つロックン・ロール・バンド、BUCKCHERRYから2年ぶりの新作が届いた。聴けばすぐそれと判る特徴的なジョシュ・トッドのヴォーカルが冴え渡り、彼ららしいシンプルで豪快なロックが炸裂している。その「ROAR LIKE THUNDER」について、まずはジョシュの簡潔な説明を聞いてみよう。

——今カナダをツアー中なんですよね?

ジョシュ・トッド(以下J):ああ。STEEL PANTHERと一緒に廻っていて、いい感じだよ。

——カナダとアメリカで反応は違いますか?

J:ここのファンはロックン・ロールをちゃんと評価してくれている。カナダには素晴らしいロックン・ロールをプレイしているバンドがまだ沢山いるから。カナダに限らず、アメリカから出て他の国に行くとどこでも違うヴァイブが感じられるものだ。皆、俺達のキャリアを長きに亘って追い掛けてくれていて、曲もよく知っている。ラジオで掛かるシングル以外の曲もね。俺達にとってはそういう場所でプレイするのは本当に楽しい。

——前作「VOL.10」(2023年)に対する反応はいかがでしたか?

J:凄くよかったよ。ツアーは沢山やったし、本当に最高のアルバムで、俺達にとって大きなマイルストーンになった。アルバムを10枚リリースするというのはバンドにとって大きなことだからね。それだけ長いことキャリアを続けてこられたわけで、俺達はその総てを誇りに思っている。

——この2年間で、あなたにとって一番のビッグ・ニュースというと?

J:最大のニュースは、6月13日に新しいアルバム「ROAR LIKE THUNDER」をリリースする、ということだ。これまた最高のアルバムなんだ。いつもどおりさ。そして俺達はまたツアーに出る。アメリカやカナダ以外の世界各国でもツアーが出来るよう、今いろいろと話し合っているところだ。DEF LEPPARDやMOTLEY CRUEと一緒にやるメキシコでの公演(11月7〜9日に開催される『ROCK THE TIDES』)も決まった。きっと楽しいショウになるよ。今年の終わりの方だけどね。ヨーロッパ/UKツアーも計画中だ。

——新作「ROAR LIKE THUNDER」ですが、このジャケットを見た時、「ライヴ・アルバムが出るのかな?」と思ってしまいました。

J:クール! フランシス(ルイズ/ds)が担当したんだ。彼は素晴らしいアーティストなんだよ。アルバムのアートワーク全般を彼が手掛けている。驚異的だ。彼が俺達を描いて「こういうのでどうかな?」と見せてくれた時、俺達は「ワオ、凄ぇな!」ってなった。このジャケットを見ればBUCKCHERRYの本質が判ると思う。

——曲作りはいつから始めていたのですか?

J:多分、2年前からだな。「VOL.10」のツアー中、合間に家に帰れる期間があると、アイディアや曲を溜めていったんだ。それを積み重ねてゆっくりとアルバムを作り上げていくという感じだった。

続きはBURRN! 2025年7月号で!

https://www.shinko-music.co.jp/item/pid2175012507/

〇〇〇〇〇〇〇〇〇●

THE WORLD'S HEAVIEST HEAVY METAL MAGAZINE

BURRN! 2025年7月号


●巻頭大特集:GUNS N' ROSES
世界最強ロック・バンドが2年半ぶりの来日で2万人を沸かせた一夜をリポート!



●独占インタビュー:PANTERA/BUCKCHERRY/HOT MILK/ART NATION/VOLBEAT/LORDI他

●海外ライヴ・リポート:MICHAEL MONROE

●来日取材:ACCEPT/SAXON/BLOODYWOOD/INSOMNIUM/ALESTORM

●特別企画:METALLICA「LOAD」再検証

●ポスター:デイヴィッド・カヴァデール(1987)


BURRN! 2025年7月号

A4判/144頁/定価1,200円(税込)/2025年6月5日発売

BURRN! 2025年7月号

BURRN! 2025年7月号

1,000円

ページトップ