フィル・モグがUFOの活動が終了したことを明言

UFOのフィル・モグ<vo>が、「LIGHTS OUT」（1977年）の2024年リマスター・デラックス・エディションのプロモーションのために受けた『ULTIMATE CLASSIC ROCK』の最新インタビューで、UFOの活動はすでに終了していると語った。

「UFOとして今後まだやるべきことはあるか？」と質問されたフィルは、次のように答えた。
「いや、ない。もう結論は出たと思う。コロナ禍が始まる直前の2019年に我々はUKツアーをやったが、あれが最後みたいなもので、時期も適切だった」

UFOは当初、2022年10月15日～10月29日にフェアウェル・ツアーを行なうことになっていたが、同年8月にフィルが心臓発作を起こして病院に運ばれ、心臓に2つのステントを埋め込む手術を受けたため、そのツアーはキャンセルされた。当時バンドは、「キャンセルされたツアーの埋め合わせとなる公演をいくらかでも実施できるかどうかは、フィルの回復状況次第だが、今のところ一切が不明である」との声明を発表していたが、現在76歳のフィルの身体はもうライヴをやれる状態ではないようだ。非常に残念ではあるが、ファンはこの現実を受け入れるしかない。

なお、当初の予定より約1ヵ月遅れて3月8日にリリースされた「LIGHTS OUT」のデラックス・エディションは、アルバム本編の最新リマスター音源＋ボーナス・トラック3曲を収録したディスク1と、1977年4月2日のロンドン公演の最新リミックス音源を収録したディスク2から成る2CD、ボーナス・トラック3曲を除いた21曲入りの3LP、その両者を合体させた2CD＋3LPの各形態で販売中だ。