故バーニー・トーメの2018年にレコーディングされていたライヴ・アルバムが11月にリリース！

元GILLANのメンバーで、2019年3月に66歳で肺炎のため他界したバーニー・トーメ<g,vo>の、2018年にレコーディングされたライヴ・アルバム「FINAL FLING」が11月25日にリリースされることになった。

トーメは、サイ・モートン<b,vo>とミック・ガフニー<ds>を従えて行なった2018年の『THE FINAL FLING TOUR』の手応えが素晴らしかったことで、このツアーをレコーディングしていなかったことを後悔。すぐに3人でスタジオに入り、このツアーのセットを再現するセッションを行ない、それをレコーディングした。その後、トーメが体調を崩し、そのまま他界してしまったため、この音源のリリースは棚上げになっていたが、今回、トーメの息子エリックがこの音源にミキシングとマスタリングを施し、リリースの運びとなった。

このツアーでトーメはソロ・アルバムからの曲に加え、GILLAN時代の”No Easy Way”や”Trouble”、OZZY OSBOURNEの”Mr.Crowley”や”Crazy Train”など所縁のナンバーもプレイしており、それらの曲も収録されている。

トーメは1982年、アメリカ・ツアー中に事故でランディ・ローズを亡くしたOZZY OSBOURNEに助っ人ギタリストとして参加。同年4月上旬に7回ほどショウをこなした後、方向性の違いからバンドを辞め、ギタリストの座をブラッド・ギルス（NIGHT RANGER）に譲り、英国に戻ってソロ活動を再開した。オジー・オズボーン<vo>は後に、「バーニーは俺のために素晴らしいことをしてくれた。彼がいなかったら、俺はもうこれをやっていなかっただろう。諦めていたと思う」と語っている。

このライヴ・アルバムから先行シングル”Wild West”のMVが公開されている。