元MEGADETHの故ガル・サミュエルソンが在籍したFATAL OPERAがデモ音源集を発表！ デイヴィッド・エレフソンとクリス・ポーランドが新録テイクを提供！

90年代に活動していた時期のFATAL OPERA。左から2人目がガル・サミュエルソン。

1984～87年にMEGADETHに在籍した故ガル・サミュエルソン<ds>がMEGADETH脱退後にやっていたFATAL OPERAが、ガルの存命中に3rdアルバムのために録音していたデモ音源を集め、「FATAL OPERA 3」としてリリースした。

このアルバムからニュー・シングルとして公開された”The Raven”には、MEGADETH時代にガルと活動を共にしたデイヴィッド・エレフソン<b>とクリス・ポーランド<g>が新たにレコーディングを加えており、改めてガルを追悼するナンバーとなっている。

MEGADETHの初期2作に貢献しながらも、ドラッグ問題のため1987年にバンドを解雇されたガル・サミュエルソンは、その後、弟のステュー<g>らと共にFATAL OPERAを結成。1995年に「FATAL OPERA」でワールドワイドにデビューを果たした。1997年には2nd「THE ELEVENTH HOUR」を発表し、精力的にツアーも行なってさらに多くのファンを獲得したが、1999年7月にガルが41歳の若さで肝不全のため他界。FATAL OPERAは解散した。

2017年、バンドの2枚のアルバムが再発されることになり、メンバーは「THE ELEVENTH HOUR」のリミックスに取り組んでいたが、その過程で、ガルが亡くなる前に3rdアルバムに向けてバンドが録音していたデモ音源を発見。長年放置されていたため音源は傷んでいたが、アンディ・フリーマン<vo>が必死に修復し、使える音源を集めて「FATAL OPERA 3」の制作に着手した。そして、その中の”The Raven”を仕上げるにあたって、ガルのMEGADETH時代の盟友2人、デイヴィッド・エレフソンとクリス・ポーランドに声をかけ、新たにレコーディングを加えてもらい、全12曲入りの「FATAL OPERA 3」が完成した。