ガス・Gが発売されたばかりの新作ソロ「QUANTUM LEAP」から爽快なナンバー”Into The Unknown”のMVを公開！

GUS G.
- Into The Unknown (2021) // Official Music Video // AFM Records

元OZZY OSBOURNEのメンバーで、FIREWINDのリーダーとしても知られるギリシャ人ギタリストのガス・Gが、新たに”Into The Unknown”のMVをリリースした。

爽快なドライヴ感を持ったこの曲は、10月6日に発売されたばかりの彼の3年ぶり4枚目のソロ・アルバム「QUANTUM LEAP」に収録されている。

自身初のオール・インストゥルメンタル・アルバムとなった「QUANTUM LEAP」について、ガスはこう語っている。
「最近のアーティストは基本的には何でも好きなことができるし、それを楽しんでくれるオーディエンスもいる。インストゥルメンタルの音楽はそれほど売れないかもしれないけど、誰が何を聴いたっていいわけだし、俺のやることに限界はないね。このアルバムには、ちょっとシンセ・ウェイヴっぽい曲（”Night Driver”）、ブルージーなバラード（”Enigma Of Life”）、プログレ要素の強い曲（”Into The Unknown”）、そしていくつかのパワー・メタル（”Demon Stomp” ”Judgement Day”）も入っていて、まあどれもハード・ロック／ヘヴィ・メタルのジャンルではあるんだけど、その上でヴァラエティを持たせたかったんだ。6弦を使った10種類のリフを作って、そこにたっぷりソロを乗せて、みたいなサウンドじゃないよ。ちなみに、今回はアルバムを聴いた人が『音楽は好きなんだけど、あの手のヴォーカルが嫌いで』みたいな言い訳をすることはできないからね。だって、シンガーがいないんだから！」（笑）

また、ガスは曲作りのアプローチについてはこう説明している。
「例えば、最初に ”Exosphere ”を作った時点では、曲の中では色々なことが起こっているのに、何も語っていない状態だった。だから、ギターにヴォーカル的なアプローチを取らせることは絶対に必要だった。単にテクニカルな演奏を続けていても、それは聴いて楽しめないと思ったんだ。演奏というのは必ずしもテクニカルなものじゃないし、その公式を見つけた後は、レコード用のメロディを作るのが簡単になったね」

「俺はギタリストだけど、ほとんどのインストゥルメンタル・ギター・アルバムに耐えられなくてね。もちろん、名盤というはいくつも存在するけど、俺がインストゥルメンタル・アルバムに入れ込むことは滅多にないよ。というのも、3曲目以降はどれも同じに聞こえるギター・ソロが延々と続くようにしか思えなくてさ。だから、『QUANTUM LEAP』ではそうなることを避けたかったし、実際、成功したと思う」