SUICIDAL TENDENCIESがバンド名を理由とするインスタグラムのアカウント停止措置が解除されたことを報告

現在はあのデイヴ・ロンバード<ds>も在籍する、米カリフォルニアのクロスオーヴァ―・スラッシュのパイオニア的存在のSUICIDAL TENDENCIESが、数週間前から受けていたインスタグラムのアカウント停止措置が解除されたことを報告した。
彼らは、「自殺(的)傾向」を意味するそのバンド名を理由に、インスタグラムの運営側よりバンドの公式アカウントの停止措置を受けていた。
停止措置の解除を報告した投稿の中で、バンドはこう説明している。
「多くの人が気づいていると思いますが、この3週間、我々のインスタグラムのアカウントが停止していました。長い話になりますが、これは”我々”に関する問題ではなく、”我々のバンド名”に関する問題です。こういうことは初めてではありませんが、これが最後になることを願っています」
SUICIDAL TENDENCIESは黄金期の80年代にも、主にそのバンド名を理由に、モラルを重んじる人々から様々な攻撃を受けていた。カリフォルニア州警察はマイク・ミューア<vo>のクルーがLAのギャングの隠れ蓑になっていると疑って彼らの公演を禁止したり、また、当時の上院議員アル・ゴア(後に副大統領に就任)の妻ティッパー・ゴアは圧力団体『PMRC(Parents Music Resource Center)』を率いて、10代の自殺者が多いのはSUICIDAL TENDENCIESのせいだと主張して、バンドに対するネガティヴ・キャンペーンを続けていた。
今の時代、ミュージシャンはバンド名やアーティスト名を付ける際に慎重に考えなければ、自分達の首を絞める結果になりかねないということなのだろう。
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