ジャーマン・スラッシャーPARADOXが32年前の名作「HERESY」の続編を9月にリリース！

ジャーマン・スラッシュのヴェテランPARADOXが、5年ぶりとなるニュー・アルバム「HERESY II - END OF A LEGEND」を9月22日にマーキー・インコーポレイティドよりリリースする。このアルバムは、名作の誉れ高い2nd「HERESY」（1989年）の32年ぶりの続編となる。

1986年から活動を続けるドイツのPARADOXは、リーダーであるチャーリー・シュタインハウアー<g>以外のメンバーが流動的であることで知られるが、今回の「HERESY II」でもチャーリー以外はバンド・ラインナップが一新されている。今回はETERNITY'S END でも知られるテクニシャンのクリスティアン・ミュンツナー<g>、オリー・ケラー<b>、アクセル・ブラハ<ds>という顔ぶれで、いずれも過去にPARADOXに参加したことのあるミュージシャンだが、特にアクセル・ブラハはオリジナル・メンバーで、「HERESY」リリース後に脱退していたドラマーだ。

今作のプロデュースと作曲はチャーリーが手掛け、歌詞とコンセプトは「HERESY」でも担当したピーター・フォークトを再起用し、続編としてのこのアルバムの世界観を見事に演出している。そして、日本盤ボーナス・トラックにはMETAL CHURCHのカヴァー”Merciless Onslaught”を収録している。

9月のアルバム発売に先駆けて、1stシングル”Priestly Vows”と2ndシングル”The Visitors”がすでに公開されているが、特に”Priestly Vows”は約7分という長尺ながら、息もつかせぬスピーディーかつスリリングな展開の曲で、代表作の続編の名に恥じない、新作からの名刺代わりの一撃として充分なインパクトを放っている。