【速報】『政則十番勝負』PART.2 2日目「伝説のDJ、亀渕昭信氏にメタルゴッド恐縮しまくりの巻」
出演:亀渕昭信(元オールナイトニッポン・パーソナリティ、元ニッポン放送社長)
亀渕さんの番組は、当レポート担当者が生まれる前の話なので、人伝に聞いたことしかありませんが、その人気は凄まじかったそうです。郵便番号と“カメ”と書いただけのハガキが局に普通に届いていたという話はあまりにも有名であります。そんなわけで本日のゲストはとにかく偉い人なのです。
1966年10月から1年間、アメリカはサンフランシスコに住んでい亀渕さん。1967年6月の『モントレー・ポップ・フェスティバル』ほか様々な場所で、ジャニス・ジョップリンのいたビッグブラザーホールディングカンパニーやザ・ドアーズ、ジェファーソン・エアプレイン、ジミ・ヘンドリックス、クリーム、オーティス・レディング等々、結局来日公演が実現することのなかった伝説的アーティストのライブをいくつも体験しているのです。もちろん、その辺りの話も語っていらっしゃいました。
帰国した後、亀渕さんは日曜深夜の電リク番組を担当、その後に伝説の『オールナイトニッポン』木曜日を担当することになります。裏番組は野沢那智&白石冬美で絶大なる人気を誇っていた『パックインミュージック』、通称“ナチチャコパック”でした。そこで対抗するべく、当時『オールナイトニッポン』で一番人気だったDJの斎藤安弘氏とコンビを組みレコードを出すことに。カメ&アンコー名義でリリースした“水虫の唄”は20万枚を超えるヒットを記録します。その後、土曜に異動となった亀渕さんは「音楽に詳しい糸居五郎さんと、トーク中心の今仁哲夫さんの中間」を狙い、そこでさらなる人気を博し、1972年からは1年間、月~土曜日の『オールナイトニッポン・ビバカメショー』を担当することになります。ちなみに社員ですからギャラなどなく、深夜手当が少し付いただけだったそうです。
そして伊藤氏が『オールナイトニッポン』制作チームでADをやっていた頃、「面白くてよく働く人だった」と回想します。逆に伊藤氏は「亀渕さんは怖かった」とか。さらに1984年の『TOKYOベストヒット』を伊藤氏が担当したときは、制作のいちばん偉い人でした。もちろん、たいへん厳しかったそうです。
1984年当時、ニッポン放送が作ったポスター。三宅裕司&伊藤政則、とにかく若い! そして伊藤さんの水玉シャツ!!
話は『オールナイトニッポン』を軸に様々な話に繋がっていきました。かつて多くのイベントを仕掛けていたニッポン放送ですが、なかでも伝説となっているフリーの初来日公演、そしてピンク・フロイドの初来日公演となった『箱根アフロディーテ』の裏話は大変興味深いものでありました。リヤカーで機材を運んだとか、ニッポン放送が中継をしていたとか、そして箱根のイベントがもし大成功していたら、翌72年に2回目が行われていた可能性は大いにあったとか…。
「今、radikoが出てきたおかげで色んなことが様変わりしている」と言う亀渕氏、最近は沖縄などローカル局の放送をよく聴いているそうです。
事前の予想以上に会場は盛り上がりました。印象的だったのは、亀渕氏の反応の速さと軽妙な語り口です。会話がまったく途切れず、なおかつ面白いのです。現役バリバリDJの伊藤氏と比較しても遜色ありません。まだまだ喋れそうな雰囲気でありました。
まだまだ聞きたいことだらけでしたが、時間切れ終了となりました。
伊藤氏所蔵のオールナイトニッポン関連のLP2枚。右は楽屋にて亀渕さんが勝手にサインを入れていました。
さて日付変わって本日、第三夜は吉田照美さんの登場となります。
現役DJとして、いくつもの番組を担当されている吉田さんとのキレキレトーク対決になりそうです。そして80年代前半、夜帯の最強番組だった文化放送『てるてるワイド』に対し、伊藤政則はどのようにして立ち向かっていったのか。その辺の話にも期待したいところであります。
当日券あるそうです。急げば間に合うかもしれません。
masamiTシャツなどグッズ情報!
26日より物販ブースにて登場したのは“masami”Tシャツ。
なんとこのTシャツをLOVEBITESのasamiさんが着用してくれました!
在庫まだありますが完売必至。急げば間に合うかも。
masamiTシャツ販売開始!モデルはLOVEBITESのasami<vo>さん。
masamiを着たasamiさん。写真ありがとうございます!
『 THE伊藤政則』
丸ごと1冊、伊藤政則!
本誌特別編集による永久保存版!!
<巻頭特集:日英メタル・ゴッド対談>
伊藤政則×ロブ・ハルフォード
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