【インタビュー】
マザリ
呪イ系アイドル×猛者バンド座談会
真鬼マナセ&米粉パン(マザリ)
×葉月(NEMOPHILA, KOIAI)&響(摩天楼オペラ)
インタビュー&文●冬将軍
撮影●岡見 “THUNDER” 高秀
“呪イ” をコンセプトに活動するマザリ。尖ったコンセプトと徹底的な世界観構築が話題のアイドルグループである。音楽性はメタルコア、ジェントを呑み込んだ和製ホラー・ヘヴィ・ロックともいうべきだろうか。音源では多くの楽曲のギター&ベースアレンジをLedaが担当。そのマニアライクでヘヴィなサウンドはアイドルファンのみならず、メタルヘッズ、ヴィジュアル系ファンにも大きく支持されている。昨年10月グループ始動1周年を迎えた日に、グループ初となるバンドを従えてのライヴを開催(マザリ一周年単独公演『呪詛-生演奏-』2025年10月11日 名古屋ELL)。メンバーはRay(g/DEVILOOF)、明徳(b/lynch.)、響(ds/摩天楼オペラ)という猛者たち。さらに今年4月には葉月(g/NEMOPHILA, KOIAI)を加えたツインギター編成でのツアーファイナルを大盛況に収めた(マザリ 二○二六年 七大都市単独巡礼『呪物崇拝見世物花屋敷』2026年4月14日 EX THEATER ROPPONGI)。
アイドルとロックの狭間にいるマザリはこの先、どこへ向かうのか。8月からは、東名阪バンドセットツアー『呪奏巡業 -獄彩-』を開催。バンドセットでの初ツアーであると同時に、ファイナルはグループ最大規模となるZepp DiverCity(TOKYO)だ。そんなツアー直前にマザリメンバーとバンドメンバーによる座談会を決行。マザリからはヴィジュアル系ヴォーカリストのようなオーラを持つ真鬼マナセと、躍動感に溢れるステージングで魅了する米粉パン。そして、バンド側からは葉月と響を迎え、初となるその胸のうちを大いに語ってもらった。
バンドセットなら普段と違うところを楽しんでもらえる
──響さんは昨年10月の名古屋ELLに続いての、4月のEX THEATER ROPPONGI公演でしたが、どうでしたか?
響:会場の規模が違いましたし、曲も増えたし、鳥居もあるし、ステージセットが凄すぎてビビりましたね。緊張感のあるライヴでしたけど、すごくよかったと思います。もちろん「もっとここをこうできたな」みたいなことは終わったあとに思いましたけど。でも半年くらいであんなに進化したライヴになったのはめちゃくちゃよかったと思います。結成から1年半で、 EX THEATERであれだけお客さんを入れてワンマンライヴができるのは、普通に考えてもめちゃくちゃすごいんじゃないかなと思います。
パン:嬉しいです! 正直1年半で EX THEATERを埋められるとは思ってなかったので。実際立って、「わぁ……」と思いながらもめっちゃ楽しかったです。前回の周年のバンドセットのときよりも緊張しなかったし、メンバーみんな楽しんでできたと思います。
──葉月さんは EX THEATERからの参加ですが、どうでしたか?
葉月:最初にオファーいただいたときは、アイドルさんのサポートと聞いてたので、私に務まるかなと思ったんですけど、想像以上に重低音が鳴ってる自分の好きなジャンルで、その中でギターを弾かせてもらえるという、楽しみで仕方なかったです。出来ているバンドの中に混ざっていくわけで、そういう意味では大変だったんですけど、自分としてもいい経験ができました。もっとやれることはたくさんあったんですけど、もっと進化して次のライヴに繋げたいなと思いました。ステージセットも豪華で、私あんなすごいセットでやったことなかったので、めちゃくちゃ緊張しました。すごかったな。能面取って登場するオープニングもめちゃくちゃカッコよかったです。
マナセ:ありがとうございます! ステージセット、すごかったですね。
パン:うちらも「なにあれ?」って、ビビった(笑)。
──葉月さんは女性アイドルに触れたのはマザリが初めてだったんですよね。
葉月:そうです。ライヴも観たことがなくて。今回お話をいただいて、マザリさんのライヴを観に行かせていただいたのが、初めてのアイドルさん現場でした。なので、初経験をいろいろさせてもらってます。マザリさんの TikTok やインスタをめちゃくちゃ見て、ファンになりました。
マナセ&パン:嬉しい〜。
──マナセさんはEX THEATER、どうでしたか?
マナセ: EX THEATERを終えて、半年前の周年ライヴの動画見たんですよ。そしたら正直ひどいなと(笑)。マジか、これやってたのか……と思いました。半年でメンバー全員が声量も出て、歌がうまくなったなと思ったし、ダンスもステージのバミリを広げたのが本番1ヶ月前くらいで、フォーメーションがどうなるかと心配もあったんですけど、思ってたより綺麗にできたので感動しました。
パン:半年前のはひどいよ。「うわぁ……」ってなったもん。見てられなかった。もう見ないって決めてる。
──それだけ成長できたってことですよね。
マナセ:でもまだやれることはあります。EXはリハが 1回しかできなかったし。やり残した悔しいことがある。だから今回のツアーはもっといろいろできると思います。
──そういえばマナセさん、煽りで上手(かみて)と下手(しもて)を思いっきり間違えましたよね(笑)。
葉月:そうでした、そうでした(笑)。
響:え? そんなことあった?
マナセ:今までライヴで絶対間違えたことないのに、初めて上手と下手を逆に煽ってた。そこからナチュラルに煽って巻き返したんですけど(笑)。
響:全然気づかなかった。
──気づかないくらい堂々としていましたから。
マナセ:ばり恥ずかしかったです。下手に向かって「上手ェェ!!」って。全然気づかなくて。お客さんが「ちゃうちゃう、あっち」みたいな。(朽壊)レムも気づいて「マナセ、こっち」みたいに言ってくれて。「ヤバい!」と思ったけど、「間違ってねえし、俺!」という気持ちで立て直しました。
葉月:めっちゃ可愛いって思いましたよ。
──間違った素振りを一切見せないで何事もなかったように、響さんのドラムに上がって「いけんのか、響!」って。
響:ああ、そのときか。こっちはいつ来るか来るかと考えてたから、気づいてなかった(笑)。
──そういうバンドセットならではの煽り、ライヴ運びについてはどうですか?
パン:普段より全員が煽るタイミングがあるので、いつも煽らないメンバーも煽ってみようよ、みたいな話が出たり。あと、曲の尺が長くなったりするじゃないですか。だから普段はできない煽りができるなと思って。そういう面では、お客さんも普段のライヴと違うところを楽しんでもらえてるんじゃないかなと思います。でも、かき回しはもっと頑張りたいな。あれ何したらいいんですか?
響:それ考えたんですけど、バンドだとヴォーカルが1人だから何やってもよくて。ヴォーカルが煽り続けるんだったらこっちもずっと鳴らし続けられる。だから適当にやってもらえばいいと思ってたものの、グループだとみんなで一緒に声出しちゃダメだよなと。だからはっきり誰がここで煽る、みたいな決めたほうがいいかなって。こういうバンドが好きとか、アイドルでもいいけど、参考にしてる人はいる?
マナセ:自分はヴィジュアル系のライヴ映像ばっかり見てます。マザリになってから興味持つようになったんですけど、元々バンドが好きなのもあって、勉強も兼ねて見てますね。DEZERTさんとかザアザアさんとか、よく見てますね。
響:おお。そういうヴォーカルの煽り方を真似すればいいと思う。
──マナセさんはヴィジュアル系ヴォーカリストっぽくなってきましたよね。ライヴの佇まい含めて。
マナセ:ああ、確かに。結構変わったかもしれないです。
響:首のタトゥーもすごいパンチ効いてていい。
パン:もう社会には戻れない。
マナセ:お互いね(笑)。
──それぐらいの覚悟があるってことですね。パンさんはメタルコア、ハードコアが大好きですけど、参考にしますか?
パン:こないだ2マンさせてもらったAzamiは、曲と曲の間に喋るんですよ。あれを実際やろうと思ったら「ムズッ!」って。勉強します。ENTHは「ここで来るんだ!」って思わせる、曲へ持っていくのが上手いなって思うし。そういうのをマザリに取り入れられたらいいんだけどな。普通に曲振りしたくない。曲名でタイトルコールをしたくなくて、匂わせがやりたい。
響:それ、Azamiとかがやってるの?
パン:こないだ、Paleduskがやってたんですよ。
響&葉月:Paledusk!?
パン:匂わせから「HAPPY TALK」やって、「うわぁ、すげえ!」って。そういうのやりたいなぁと思ったり。あと煽りじゃないけど個人的にやりたいのは、リミックスメドレーみたいなやつ。「御呪い」の中に、なんか「丑の刻参り」が入ってない? みたいなやつがやりたい。
響&葉月:……(汗)
──バンドが頭を悩ませるハードな要望が来ました(笑)。
パン:アハハ! 音源じゃできないことをやりたいなって思ってます。
葉月:や、やってみますか……。
響:まず、その曲を作るところから始めないと……(苦笑)。
──でもパンさんはMCでアツいことを言う担当になってるじゃないですか。
パン:そう、でも自分、ああいうのは苦手なんスよね。
葉月:すごく似合ってると思いましたけど。
パン:プレッシャーがマジ、ヤバくて。緊張しますね。頑張ります。
毎回出るイベントが違うから来る人が固定じゃない
──葉月さんはマザリにこれやったほうがいいんじゃないか、みたいなことありますか?
葉月:えー、そんな偉そうに言えないんですけど。
──前に「ウォール・オブ・デスを起こしたい」とおっしゃってましたが。
葉月:ええ。でも私が起こすわけではないので……(笑)。
パン:やりたいっ! でも基本規制ありじゃないですか。
葉月:規制? 規制があるんですか?
──マザリも含めて、アイドル・ライヴの多くは基本ダイブやモッシュが禁止なんです。
パン:そうなんです。それでたまに無規制のライヴがあるんです。マザリのツアーでも無規制ライヴがやれたらいいんですけど、女の子のお客さんが多いのでなかなかね。無規制だと女の子は「怖い……」と言って来ないんですよ。
響:来ないんだ。無規制って、そんなすごいの?
パン:逆に無規制にしか来ない人も多いんですよ。暴れに来る。
響&葉月:えーっ!!
──アイドルの無規制ライヴは、バンドのライヴとは暴れ方がちょっと違いますよね……。
マナセ:女の子は前で見たい子が多いんです。押しつぶされるから前に行けないし、後ろに行ったら見えないし。
葉月:バンドのライヴでも女性危ない問題は確かにあるんで。
響:マザリは女性ファンが本当に多いですよね。あんなにいると思わなかった。アイドルのライヴって、男が多いイメージだったので。
──マザリは、アイドルの中でも女性ファンがものすごく多いグループです。NEMOPHILAは男性が多いし、フロアも激しいですよね。
葉月:そうですね。飛んできた人をmayuちゃん〈vo〉が後方へバンバン戻したりしてますね。
響:えっ、そんな人いるんですか? NEMOPHILA。
葉月:はい、いますいます。ステージのほうに向かって来たりする場面では、前方に隙間がないとみんな降りられないので、蹴ったり押して戻したりしてますね。……なので、蹴ったりしましょう!(笑)
パン:蹴りたいっ!
──摩天楼オペラも男性限定ライヴをやっていますが、どうですか?
響:うちの男ファンって、ハードコア、メタルコアの男とは違うんですよ。メタルコアとかは、ブレイクダウンだったら真ん中開けてモッシュするけど、摩天楼みたいなトゥルーなメタルは拳掲げる感じが多いですかね。あとはメタラーに加えてヴィジュアル系ギャ男もいるんで、そういう人たちは前でじっくり見たいわけですよ。なので暴れたいって感じの人は意外と少ないかもですね。
パン:マザリもバンド界隈から来た人やバンギャとギャ男が居て、もちろんアイドルヲタクもいるから。前はヘドバンして、後ろはハーコーモッシュして、こっち側ではペンラ振ってるみたいな。ハーコーしてる真ん中からペンラ持ってリフトで上がってきたりする。
響:カオスすぎる(笑)。バンドセットでもそれやりたい。
マナセ:僕はヘドバンだらけのフロアを見てみたい。
パン:それ、みんなにやってほしいんだけどな。隣がやってないからやりたいけどできない、みたいな人いるじゃん。その辺がたぶん難しいんですよ、アイドルって。
マナセ:みんな、周りをめっちゃ気にするよね。
パン:がっつりヴィジュアル系だったら、わかってる人が来るじゃないですか。初めて行っても周りがやってるからそれが正しいんだってわかるけど、アイドル現場だとそれが難しいのかな。やってほしいけど、周りがやってないし、やってても数少ないから、私はできない、みたいな人が多い印象。
──マザリならではのライヴのノリを作っていけばいいんじゃないですかね。
マナセ:前にやったよね。定期(公演)でさ、「人形-ヒトガタ-」のモッシュ。そのときはやるんですよ。「やらないと曲始まらないよ」と言ったらやるんですけど、それ以降は……。
葉月:やらないんですか?
パン:そのライヴにいた人は全員やらないと進まないからやるじゃないですか。「じゃあ、次回もこれでお願いします」と言って、次のライヴになったとき、そのライヴにいなかった人たちはやらない。だから、それを見てみんなもやらないんですよ。
響:へー、アイドルファンって、いわゆるコールみたいな決まりごとが好きそうなイメージがあったけど。
パン:やってほしいから煽るけどみんなやらなくて、ただ煽ってるだけになっちゃう。普段ヴィジュアル系やバンドのライヴに行ってる人は声を出してくれて。本当に3人くらいの声が「ヴォーイ!」って、響いてるだけ。だからその人たちには「ありがとうね」って思いながらライヴしてます。
マナセ:アイドルってさ、対バンが多いじゃん。毎回出るイベントが違うから、来る人が固定じゃない。毎回初めて見に来た人がいっぱいいる。だからわからないから踊れない、声出せない。ワンマンでは声出すのに対バンでは出さないんですよ。「いけんのかぁ!」……シーン。
響:「おおー!」とかないの!?
マナセ:ないない、マジでないっす。気持ち、ペンライトが静かに動くくらい。
響:えー、恥ずかしがってるのかな。バンドの対バンだと、他のバンドに負けないように盛り上げよう!って、余計に声出す場合が多いけど。
マナセ:だから「もう、いいよ」と。もうライヴやめてやろうかって思う。
パン:やってる側も悲しくなるよね……。この話、絶対書いてください!
響:ちなみに「メンタルリストカット」のあれはコールではない?
パン:「僕は君無しじゃ生きられない〜♫」のあとの、「オレモー」ですか? みんな言ってますね。
響:そうそう、それでバンド・メンバーも言ったのよ。
パン&マナセ:あ、聞こえました!
響:よかった! (名古屋)E.L.L.のライヴのときに、そこでイヤモニ貫通するくらいファンの声が聞こえてきて、「今のヤバくなかった?」みたいな話になって。 で、リハのときにそれやったら、(マザリメンバーが)反応してくれるかなって、AK(明徳)さんと言ってたんだけど、反応してくれなかったから。
パン:触れちゃいけないものかと思って。メンバーと「本気で言ってるかもしれないから、いじってはダメだよね」って。
一同:(大笑)
響:いやいやいやいや、本気で言ってんのよ。触れてくれないと困る! でも、AKさんはタイミング間違ってるんだけど(笑)
パン:やっぱ触れちゃいけないやつだ(笑)
一同:(爆笑)
響:突っ込んでくれないと! でもリハだけに留めておこうって言ったのに、AKさんだけ本番でも……。
葉月:言ってましたよね、思わず横を見ましたもん(笑)
パン:あ、聞こえました! 「えっ!?」って、びっくりしました(笑)
響:そしたら「なんでやんないの?」って。いや、「リハだけにしよう」って言ったじゃないですか、って(笑)。
後ろからの圧がすごいから、もうちょっと音を取れるようになりたい
──マザリはヴィジュアル系との親和性も高いですが、当人として感じるところはありますか?
響:最初少し心配してたのが、ヴィジュアル系の人がアイドルのサポートやるとなんか言われる、みたいなことありそうじゃないですか。でもそういうのが全然なかったんで、マザリのファンの皆様ってすごく優しいなって思ったんですよね。どっちも好きでいてくれてる、みたいな。
パン:マザリって、そういうのないよね。マザリのお客さんは割とその辺が寛大なんですよ。それこそAzamiとツーマンしたときも「もっとやって!」みたいな。
──バンドとの相性がいいですよね。あらためてバンドセットをやってみた音楽的な感想はどうでしょうか?
パン:音が取りやすいなとめちゃくちゃ感じました。音源だと聞こえないドラムの音とかがめっちゃ聞こえるからカウントも入りやすいし。「遺骸奇譚座」の最後のサビの入り方がこれまでほとんど揃わなかったんですけど、バンドセットのときだけはリハも本番もビタッと揃って。だからそういうとことかはみんなやりやすいんだろうなと思ったし。カウントがちょっと違うじゃないですか。そういうところがバンドならではというか、やっぱり音の作り方が違うんだなってめっちゃ感じました。
──昨年初めてのバンドとのリハで、パンさんが響さんに「そこ、音源と違います」とダメ出ししたエピソードがありました。
響:ありましたね(笑)。だから聞いてるものが違うんだなって、めっちゃ感じました。
パン:自分たちはメロディと振り付けを合わせて覚えちゃってるから。このメロディに合わせて踊ったら、「え? 知らない音が入ってきた」みたいな。
響:確かに、振り付けやダンスがあるから、それに合わせてるっていうのはすごい納得したところです。そのダメ出しされた「丑の刻参り」だと、(オケに)リズムがないから普通に 2拍、4拍 でハットを叩いたんですね。でもメンバーはその2拍、4拍じゃなくて、オケの(シーケンス)音で取ってたのは考えもしてなかった。バンドだとあれでリズム取る人はたぶんいないですよ。それは振り付けがあるからこその覚え方だなと思って。初めてのパターンでしたね。
──興味深い話です。爆音の中で歌うことに関してはどうでしたか?
マナセ:ボイトレのおかげもあって、半年前よりは声量が出るようになったんです。でもまだ音圧に負けてる。後ろからの圧がすごいから個人的にもうちょっと音を取れるようになりたいです。
パン:バンドメンバーさん、マジすごい。みんなすごい。ドラムも手がどうなってるかわかんないです。
響:マザリの曲は本当に難しい。歌うのも大変だなって思うけど。
マナセ:EX THEATERはステージが広かったから余計に酸欠でした。
パン:シャトルランだったよね。
──今回のツアーファイナルのZepp DiverCity(TOKYO)はもっと広いです。
響:Zepp DiverCityはすごいですよね。僕、ワンマンでライヴやるの初めてなんですよ。だから楽しみで。
葉月:まだ2年経ってないんですよね。それでZepp DiverCity。
パン:いやぁー、この勢いを落とさないようにしないと……。客席も広いですよね、ヤバいです……(汗)。
──では、そんなツアーに向けての意気込みなどお願いします。
パン:やっぱ生バンドはカッコいいです! やっててめっちゃ楽しい。自分が歌ってない踊ってるパートのとこで、ドラムがツカツカツカツカってやられてると、うぇーい!! ギターがキュイーンとかやられたら、うぇーい!!って、普通に楽しくなっちゃう。あの「愛×食欲」のソロ回しヤバかったっす。Rayさんなんてもうこんなん(両手で弾く真似しながら)だったから。「ヤバイ! ちょっと待って、それ何!?」と思って。すごいですね。マジで。
葉月:これ(両手で弾く真似しながら=ボスハンズ・タッピング)をやる人あまりいないから、Rayさんだけ(笑)。私が思ったのは、皆さん耳(イヤモニ)してないことが衝撃で。普通ギターは6弦で、もうちょっと高い音域なんですけど、私たちが弾いてる7弦ギターは低い音域が出る楽器で、その7弦めを主に弾いてるんですね。下が増えれば増えるほどキーは取りづらくなる。だからイヤモニをしてライヴをやってるんだろうと思ってたんで衝撃でした。これで音を取りながらダンスもしてるんだ……って。なので今回のツアーではもうちょっとキーが取りやすいようなライヴ・アレンジにしたほうがいいのかな、皆さんのことをもっとサポートできるようにしなければいけないな、ってことを考えたりしています。
パン:自分らのことは構わず、バンドメンバーさんには好き勝手やってほしい! よね?
マナセ:うん。こないだ「一緒に死ぬ序でに愛して欲しい」とかさ、一緒に前に出たりしたじゃん。ああいうのもっとやりたい。
パン:うんうん、もっと一緒に絡めたらいいなって。今回せっかく一緒にツアー回ってくださるし。
──マザリからするとバンドメンバーに対して遠慮というか、緊張はありますよね。
パン&マナセ:そうですね、やっぱり。
響:こっちもありますよ! 年齢も一回りくらい違う、普段絡むことのない世代の女の子たちですし。
パン:マザリメンバーって、自分から行けない子が多いんで。見た目はこんなんですけど(笑)。だからこのツアーで全員それがなくなったらいいなと思います。
葉月:振り付けの邪魔をしちゃダメなのかなと考えたりもするんですけど、そこは大丈夫なのかな……??
パン:全然! 振り付けね、そこは適当でいいです。あ、いや、ちゃんとやってるんですけど(笑)。ちゃんとやってるけど、臨機応変にやるんで。だってそこでフォーメーションが崩れても別にいいじゃん。それでライヴが良くなるならそっちのほうがいいし! だから邪魔だとは思わずじゃんじゃん来てください。そのほうが嬉しいと思うんで、他メンバーも。
葉月:わかりました、じゃんじゃんやってみます!
東名阪バンドセットツアー
『呪奏巡業 -獄彩-』
《大阪編》
8月4日(火)
大阪・BIGCAT
(問)キョードー大阪
《名古屋編》
8月19日(水)
名古屋・DIAMOND HALL
(問)サンデーフォークプロモーション
《東京・ファイナル編》
8月24日(月)
東京・Zepp DiverCity(TOKYO)
(問)ディスクガレージ
<全会場共通>
開場/開場 18:00/19:00
【チケット発売中】
・チケットぴあ
・ローソンチケット
・イープラス
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