SCORPIONSの「新作は80年前後の頃の精神で作っている」クラウス・マイネ

Overseas News
発売予定は2021初頭へと延期されることになったが、SCORPIONSのニュー・アルバムは80年前後に戻ったかのような精神で制作されており、ここ10年で発表してきた作品とはかなり異なっているとクラウス・マイネが発言している。
SCORPIONSのボーカリスト、クラウス・マイネ(Klaus Meine)は、今週SiriusXMTrunk Nationに出演。ハード&ヘヴィになると言われている現在制作中のニュー・アルバムについて語った。

「今現在世界で起こっている状況では少しばかり余計な時間がかかってしまう。私たちは今年後半にアルバムをリリースする予定だったけど、残念ながら2021年初めまで延期となる。ということは、時間の余裕も与えられるということ。準備ができるわけだね。次のツアーを行うときには新曲がセットリストに加わるし、まったく新しいプロダクションになる。それに何曲かビデオにしてリリースするのではないかとも思う。時間は十分にあるから、家でボーッとせずに、この時間と状況を最大限に活用するのは良いことだね。すでに私たちは去年たくさんの素材を書いているのでここに至るまでしっかりと準備してある。それにまだ曲は作り続けているんだ。それぞれがアイデアを思いつくからね。それらの要素がどのように組み合わされていくのかを見ていて、これは素晴らしいロック・アルバムになるだろうという気持ちが日々高まっている」

「雰囲気や感触は、『Lovedrive』(1979)、『Animal Magnetism』(1980)、『Blackout』(1982)の頃を取り戻そうとしている。ただ、かなり昔のことだから時間を巻き戻して最初からすべてをやり直すなんてことは不可能だ。でも私たちは、プロデューサーのグレッグ・フィデルマン(Greg Fidelman)と共にその精神に立ち返り、ハード・ロックなアルバムを作ろうとしているんだ」

SCORPIONSがプロデューサーに選んだグレッグ・フィデルマンBLACK SABBATHSLIPKNOTMETALLICASLAYERなどを手掛けたことでも知られているが、彼は以前、RHINO BUCKETでギタリストとして活躍していた人物で、かのリック・ルービン(Rick Rubin)に師事してスタジオ・エンジニアの仕事をしていた。

「リフ・マスターのルドルフ・シェンカー(Rudolf Schenker)、彼はそうとうな数の素晴らしい曲を思いついたから、おそらく私はこれまで以上に歌詞を書いたと思う。そして私たちは昔に戻ったかのようなあの頃の精神でアルバムを作ろうとしている。それが『Blackout』や、『Animal Magnetism』のようになると言っているわけではないよ。そんなことは無理だからね。でも、ここ10年でやってきたこととは異なるものになる。まったくもってアプローチが違うんだ。今、毎日聞いているものがとても楽しいし、素晴らしいと感じている。早くファンたちと分かち合いたいね」


クラウス・マイネSCORPIONSが先月末に発表した特別な曲「Sign Of Hope」についても述べている。新型コロナウイルスにより、世界の様子が一変してしまったことで受けた人々の心的ダメージを分かち合い、支える温かみ溢れる曲だった。

WHITESNAKEとツアーしたアジアの国々では、空港、ホテル、ショッピング・モールなどで体温チェックがされていたから深刻な状況だと感じていた。そして3月上旬にドイツへ帰国した時はまだ平気だと思ったんだ。しかし、その1週間後に世界全体が緊迫し始めた。多くのアーティストが曲を書いて今経験していることを表現しているのは素晴らしいことだと思う。それで私もやってみた。自宅に戻ってから数日後に曲を書いたと思う」

「曲は全体の状況を反映させたもので、この大変な時期に心から沸き起こったまっすぐな気持ちだった。世界中の多くのアーティストが自宅待機中にちょっとした特別な曲やショウを思いついている。そこでSCORPIONSからも何か世界に提供しシェアできるものはないかと考え、Sign of hope(希望の兆し)を届けたんだ」

Scorpions – Sign of Hope (Official Audio)