DESTRUCTION、ドイツ政府から資金援助を受ける

Overseas News
いわゆるコロナ危機が続くことで存続が危ぶまれる会社も少なくない状況となってきた。ドイツは中小企業へ向け、新型コロナ経済対策として迅速に資金援助を行なったことが世界でも話題になったが、会社であるDESTRUCTIONもまた援助を受けることができたという。
先週末にライブ・アルバム『Born To Thrash - Live In Germany』のストリーミングをフィジカル・リリースに先駆けて開始したDESTRUCTION

新型コロナウイルスによる影響により、ショウやツアーなどをしばらくの間は行えそうもない事態となっていることから突発的に思いついたアイデアで制作した作品だった。

このパンデミックは社会活動や経済にも大きな打撃を与える続けており、エンターテインメントを担うバンドにとって、収入源となるショウを開催できいないことは危機的状況だ。

バンドのフロントマンを務めるシュミーア(Schmier)は、ドイツ政府から資金援助を受けたことをScars And Guitarsのインタビューで話している。

「すべてのショウがキャンセルとなった時、死ぬほど恐ろしくなったよ。俺たちは基本的にライブでお金を稼いでいるから。昨今はCDなどの物理的なアルバムの売り上げが落ちているし、みんなはストリーミングで聴いているからアルバムから十分なお金が得られない。だからライブ演奏しなくてはいけないんだ」

「幸運なことにドイツ政府は中小企業を支援しているんだけど、DESTRUCTIONは会社だから緊急支援を受けられた。この国にしては手続きも速やかだったよ。なにしろここドイツはお役所仕事だから、記入しなければならない書類もたくさんあるし、すべてに時間がかかるんだ。だけれど、今回は約束通り迅速に行われたから本当に役立って生き延びることができている」

「今はいろいろと緩和されてきたからコンサートも年内に行われそうなんだ。俺たちは11月まではすべてをキャンセルしているから、11月か12月にできればいいと思ってる。ただ、それまではどうしたら良いのかわからないけど。誰もお金を貯め込んでないからね。俺たちはロックンロール・バンドだからお金は使うし、さほど稼げないのさ」

「今のところ倒産はないだろうけど、多少の脅威はある。なんとか前向きでいようと努めているんだ。俺たちはバンドだから、ありがたいことにマーチャンダイズやストリーミングの明細が2カ月に一度は届く。だから再びライブができる日までなんとか生きていられるはずだよ。容易なことではないけどね」

「俺は政府が手を差し伸べてくれたことを嬉しく思っている。ドイツは中小企業に多くの貢献をしてくれた。彼らは人々を助けようとしているんだ。できる限り当然のことをしてね。つまり、俺たちは多くの税金を支払っているわけだから、政府がそれを払い戻す時が来たということ。これが税金というシステムのあるべき姿さ」