GASTUNKワンマン・ライブ「DEAD INDIAN’S DREAM IN CITTA’ 2019」レポート

Live Reports
名盤1stアルバム「DEAD SONG」の完全再現ライブが行われた川崎「CLUBCITTA'」でのGASTUNKの1年振りとなったワンマン・ライブ「DEAD INDIAN’S DREAM IN CITTA’ 2019」をレポート。

1年振りとなったGASTUNKのワンマン・ライブ「DEAD INDIAN’S DREAM IN CITTA’ 2019」が、川崎「CLUBCITTA'」にて行われた。
日本のハードコア史、いやロック史に名盤としてその名を刻む1stアルバム「DEAD SONG」が初めて完全再現ライブとして行われるということで、多くのファンが会場には詰めかけていた。

ステージには要塞の様なPAZZのドラム・セットが鎮座し、「DEAD SONG」のアートワークを使用したバックドロップが掲げられている。
定刻を5分程過ぎた頃であろうか?場内がゆっくりと暗転し、インダストリアル的SEが流れ出す。
じらす様なSEにジワジワと前に詰めるファン達の前にPAZZ、BABY<b>、TATSU<g>が姿を現す。
PAZZのドラムから始まったのは、オープニングとして最高の高揚感と不気味さを与える“黙示録 ”で、この曲が流れると怒号にも似た歓声が上がる。
最後にBAKI<vo>が“黙示録 ”に合わせる様に、呪文を唱える様なヴォーカルと共に登場した。

“Night Sight Light”、“Warbird”とオープニングからファストな名曲連発で、フロアは大盛り上がり。
MCも少なく、“胎児(SAD)”、“Computer Crime”と続く。
“Fastest Dream”ではステージを回転するように駆けるTATSU、その後ろではBAKIとBABYが向かい合い熱演熱唱している。
“Inter Loper”に続いて、泣きのメロディと激しさが絶妙にミックスされた名曲“The Eye”のリフが派手な照明の中刻まれると、更にステージ前の熱気が高まる。
第一部「DEAD SONG」完全再現ライブ最後にプレイされたのは、彼らのスローガンである『HEARTFUL MELODY』を体現した“Dead Song”だ。
全てがクライマックスといった名盤「DEAD SONG」の再現は、熱狂の中あっという間に終わった感じだった。

“Inter Loper”辺りだったと思うがTATSUの機材(エフェクターと思われる)にトラブルがあり、第一部では何とか乗り切った感じがあったが、第二部開始までそのトラブル解消にスタッフはかなり苦しめられた様で長めの休憩となってしまった。

第二部は“Baruth”のイントロから“Husk”へと流れてスタート、バックドロップはロゴだけのシンプルなものに変わっていた。
第二部は「DEAD SONG」の楽曲を除いたベスト選曲的なライブで、“Deadman’s Face”や”No More Trouble”といった復活後の曲もプレイされるとファンから声援を浴びていた。
ブルーのライトの中でプレイされたバラード調の”Moon Child”で、TATSUのギターがこれでもかといった感じで泣き、それは感動的なシーンを産み出していた。
第二部後半戦となった“Revelation”からの畳みかけは凄まじく、ファンは腕を振り、叫び、クラウドサーフと盛り上がる。
“Devil”、“Sex”、“Shout”と1stシングルからの3連発で会場一体となり、“Leather Ship (地下の覇者)”から “Smash The Wall”で終了となった。
“Smash The Wall”ではフロアに下りたBAKIが、壁と柵を使って会場中央部にあるバー付近で熱唱していた。
最後にPAZZが後ろ向きでスティックを派手にぶん投げて、メンバーはステージを去った。

アンコールでは“Mr.Gazime”で始まり、BAKIはダークな面を強調する様にフードを被って登場した。
BABYのベースが暴れる“In The Fire”からポップな“Red Indian’s Rock”が始まると、「THE VANISHING SIGNS」のアートワークが描かれた巨大なバルーンが会場の宙を舞った。
“Geronimo”のイントロが弾き出されるとこの日一番とも思える歓声が上がり、サビではいくつもの拳がメンバーを鼓舞するようにステージに向かって突き上げられる。
ラストの“ The Birth of Stars”ではBAKIはフロアにダイブ、その間TATSUがヴォーカルを取る珍しいシーンもあった。BAKIはドラム・セットの銅鑼を鳴らし、BABYはドラム・セットにベースをこすりつける。
TATSUはギターを派手に何度も回しGASTUNKのワンマン・ライブは終了となった。
最後ステージに残ったPAZZは手にしたドラム・スティックを何本も投げ、顔の汗を拭いたタオルが熱気渦巻く「CLUBCITTA'」の宙に舞ったのだった。

2019年4月6日@川崎CLUBCITTA'
SETLIST

【第一部 「DEAD SONG」完全再現ライブ】
1.黙示録
2.Night Sight Light
3.Warbird
4.胎児(SAD)
5.Computer Crime
6.Fastest Dream
7.Inter Loper
8.The Eyes
9.Dead Song

【第二部】
10.Baruth(Intro)
11.Husk
12.Breeze Calls
13.Deadman's Face
14.No More Trouble
15.Running To The Sun
16.The Vanishing Signs
17.Fighting Mad
18.Blue Peter
19.Moon Child
20.Revelation
21.Devil
22.Sex
23.Shout
24.Lethership(地下の覇者)
25.Smash The Wall

Encore
26.Mr.Gazime
27.In The Fire
28.Red Indian's Rock
29.Geronimo
30.The Birth Of Stars

TEXT by 別府“VEPPY”伸朗