超現代的ロックを存分に見せつけた英国最強アクト BRING ME THE HORIZON『SUMMER SONIC2019 DAY.2』
Live Reports
BRING ME THE HORIZON『SUMMER SONIC2019 DAY.2』2019年8月17日(土)@幕張メッセ MOUNTAIN STAGE
ALL PHOTO (C)SUMMER SONIC All Copyrights Reserved.
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LOVEBITESを観た後は、SONICステージとRAINBOWステージを行き来しながらフラフラと移動しながら様々なアーティストのステージを楽しんだ。見上げれば鮮やかな青空が広がっている。MARINEステージにいるもうひとりの記者の体調が心配になるほどの猛暑だった。
つい先程まで、ここMOUNTAINステージでMachine Gun Kellyのステージを観ていた。彼はMÖTLEY CRÜEの伝記映画『ザ・ダート』にドラマーのトミー・リー役として出演していた人物である。ショウの終盤で彼はドラムセットに座り、“Shout At The Devil”を披露してくれたので大喜びしてしまった。
おかげで脳がメタルモードに突入し、ちょうどいいタイミングでBRING ME THE HORIZONの登場となった。
つい先程まで、ここMOUNTAINステージでMachine Gun Kellyのステージを観ていた。彼はMÖTLEY CRÜEの伝記映画『ザ・ダート』にドラマーのトミー・リー役として出演していた人物である。ショウの終盤で彼はドラムセットに座り、“Shout At The Devil”を披露してくれたので大喜びしてしまった。
おかげで脳がメタルモードに突入し、ちょうどいいタイミングでBRING ME THE HORIZONの登場となった。
巨大な会場に巨大なスクリーン。画面に映し出されているのは、カラフルでありながらも非常に前衛的な、おそらく自己の内面や葛藤などが描かれているようだが、正直なんだかよくわからないといった感じの映像である。その画面の前には4人のダンサーが華やかに盛り上げている。
初めて観たので、上手く説明が出来ないけれども、目の前に広がる何もかもが凄まじくカッコよく見えた。このバンドが“ロックしている”のは間違いない。本物だと思うまでにそれほど時間はかからなかった
初めて観たので、上手く説明が出来ないけれども、目の前に広がる何もかもが凄まじくカッコよく見えた。このバンドが“ロックしている”のは間違いない。本物だと思うまでにそれほど時間はかからなかった
オリヴァー・サイクス<vo>は赤のスーツを着用。ジャケットの背中にはパッチワークが施されており、“MANTRA”の文字が見える。白のツナギを着用した楽器隊とのバランスが良い。ファッションリーダーとして世界中のティーンの憧れであるオリヴァー。オッサンメタラーの僕でもその動き、歌声のすべてに惹きつけられてしまった。
ちなみにショウの中盤、オリヴァーはマンガ絵が描かれた開襟シャツに着替えていたのだが、何のキャラなのかは不明だった。オリジナルなのかも知れないが、日本の作品っぽかったのだがアレ何だろう。アニオタである筆者ですら何の作品なのかわからなかったのだが、とにかくオシャレだ。
ちなみにショウの中盤、オリヴァーはマンガ絵が描かれた開襟シャツに着替えていたのだが、何のキャラなのかは不明だった。オリジナルなのかも知れないが、日本の作品っぽかったのだがアレ何だろう。アニオタである筆者ですら何の作品なのかわからなかったのだが、とにかくオシャレだ。
なんだかよくわからないカッコよさがあるのだけれども、楽曲はキャッチーでわかりやすい。
今年1月に通算6作目となるアルバム『Amo』をリリースした彼らは自身初の全英ナンバーワンに輝いた。サウンド的には脱デスコアを果たし、近年はオルタナティヴ要素が強めで、非常に聴きやすくなった。
もちろんその結果が全英アルバムチャート1位へと導いたわけで、BRING ME THE HORIZONは今、英国でもっとも重要なバンドとなった。世界的にみてもロックの未来を担っているのがこのバンドであることは間違いないはずだ。
オリヴァーはマイクを通して会場全体に激情を解き放つ。全身全霊を込めて吠えまくる。汗だくでひたすら熱いパフォーマンスをみせ続け、終盤ではマイクを床に置いたまま、ひざまずいた姿勢でグロウルを叩きつけていたほどの暴れっぷりであった。
どの曲もすこぶる反応が良い。オーディエンスが楽曲を熟知しており、巨大な会場にシンガロングが響き渡る場面が何度もあった。楽曲において、静と動のコントラストが明確なので、サビでの爆発力は凄まじく、会場内に巨大なエネルギーを生み出すことになる。
高レベルの楽曲、あまりにも見事な映像による演出、全英1位の勢いと自信があらわれたパフォーマンスによって、一瞬たりとも飽きさせることはないショウが繰り広げられた。その間、目の間には絶えず凄まじい情報が広がっている。とんでもなく大きなスクリーンのおかげで、最前列も最後列でも、会場のどこにいてもステージを楽しめるのだが、やはりオリヴァーに目が行きがちである。
気がつけばラストの曲だった、というのは本当のことだ。それくらいステージに釘付けになってしまった。
ラストに披露されたのは2015年の前作『That's the Spirit』収録の“Throne”。フロアを終始掌握し続けたライヴはあまりにも見事なアートだった。
BRING ME THE HORIZONは我々に現代的メタルの何か、もしくは未来形を見せてくれたようだ。メタルではなく、ロックの新しいカタチとも言っていいのだろう。とんでもないものを見てしまった感が今も身体に残っている。
今年1月に通算6作目となるアルバム『Amo』をリリースした彼らは自身初の全英ナンバーワンに輝いた。サウンド的には脱デスコアを果たし、近年はオルタナティヴ要素が強めで、非常に聴きやすくなった。
もちろんその結果が全英アルバムチャート1位へと導いたわけで、BRING ME THE HORIZONは今、英国でもっとも重要なバンドとなった。世界的にみてもロックの未来を担っているのがこのバンドであることは間違いないはずだ。
オリヴァーはマイクを通して会場全体に激情を解き放つ。全身全霊を込めて吠えまくる。汗だくでひたすら熱いパフォーマンスをみせ続け、終盤ではマイクを床に置いたまま、ひざまずいた姿勢でグロウルを叩きつけていたほどの暴れっぷりであった。
どの曲もすこぶる反応が良い。オーディエンスが楽曲を熟知しており、巨大な会場にシンガロングが響き渡る場面が何度もあった。楽曲において、静と動のコントラストが明確なので、サビでの爆発力は凄まじく、会場内に巨大なエネルギーを生み出すことになる。
高レベルの楽曲、あまりにも見事な映像による演出、全英1位の勢いと自信があらわれたパフォーマンスによって、一瞬たりとも飽きさせることはないショウが繰り広げられた。その間、目の間には絶えず凄まじい情報が広がっている。とんでもなく大きなスクリーンのおかげで、最前列も最後列でも、会場のどこにいてもステージを楽しめるのだが、やはりオリヴァーに目が行きがちである。
気がつけばラストの曲だった、というのは本当のことだ。それくらいステージに釘付けになってしまった。
ラストに披露されたのは2015年の前作『That's the Spirit』収録の“Throne”。フロアを終始掌握し続けたライヴはあまりにも見事なアートだった。
BRING ME THE HORIZONは我々に現代的メタルの何か、もしくは未来形を見せてくれたようだ。メタルではなく、ロックの新しいカタチとも言っていいのだろう。とんでもないものを見てしまった感が今も身体に残っている。
BRING ME THE HORIZON◆SETLIST
01. MANTRA
02. The House Of Wolves
03. Medicine
04. Wonderful life
05. Shadow Moses
06. Happy Song
07. Mother tongue
08. Suger honey ice & tea
09. Follow You
10. Drown
11. Throne
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01. MANTRA
02. The House Of Wolves
03. Medicine
04. Wonderful life
05. Shadow Moses
06. Happy Song
07. Mother tongue
08. Suger honey ice & tea
09. Follow You
10. Drown
11. Throne
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