変わらぬパンク・ロックへの情熱 RANCID『SUMMER SONIC2019 DAY.2』

Live Reports
RANCID『SUMMER SONIC2019 DAY.2』2019年8月17日(土)@ZOZOマリンスタジアム/MARINE STAGE
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開演時間が近づくと自然と拍手が沸き起こりその中をバラバラとメンバーが登場、レゲエをほんのり隠し味にしたご機嫌な“Roots Radicals”からショウはスタートした。早くもクラウド・サーファーが続出し、ステージに向かって転がっていく。

ティム・アームストロング<g,vo>のヴォーカルから疾走していく“Radio”ではサビを大合唱しながらモッシュしているファンも多く、マット・フリーマン<b,vo>のベースを合図に始まる“Journey To The End Of East Bay”では楽しそうに小さくジャンプしながらRANCIDのタオルを広げている人もいた。
若い頃に比べビジュアル的にはかなりおっさん化してしまったが、アツいパンクへの情熱は昔のままだ。スタジアムを見回すとファンの年齢層も様々で、いかに彼らが長い間シーンを駆け抜けて来たのかよく分かる。ステージで駆け回りジャンプするRANCIDに向かって新旧のファンが声を張り上げ一体となり楽しんでいる。
ティム・アームストロング&lt;g,vo&gt;

ティム・アームストロング<g,vo>

ラーズ・フレデリクセン&lt;g,vo&gt;

ラーズ・フレデリクセン<g,vo>

観衆に向かって「調子はどうだい?」と言いながら“Maxwell Murder”、“The 11th Hour”、“Last One To Die”といった曲を畳みかけていく。ラーズ・フレデリクセン<g,vo>は黙々とギターを鳴らし続ける。
少しメロウな“East Bay Night”ではスクリーンに汗を拭き出しながら少し塩辛いヴォーカルで歌うティムの姿が大きく映し出され、涙腺が刺激されてしまった。やけくそ気味に疾走していく“Dead Bodies”の頃には内野席もいっぱいになっていたが、その後も観客が続々と集まってくる。

切ないメロディとティムの声が胸を締め付ける“Telegraph Avenue”はハモンド・オルガン入りのスペシャル・ヴァージョンで哀愁度がグッと増す。「1995年に戻るぜ」と、彼らの古くからの友人であるDJヒカルの名前も口にしてプレイしたのは“Old Friend”で、大きく手を振るブランテン・スタインエッカート<ds>に合わせる様に、ファン達は大きく手を振り歌う。
マット・フリーマン&lt;b,vo&gt;

マット・フリーマン<b,vo>

ブランテン・スタインエッカート&lt;ds&gt;

ブランテン・スタインエッカート<ds>

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陽気なスカ調のリズムでファンをノリノリにさせた“Where I'm Going”、彼らのクラシックである“Olympia WA”で会場一体となりサビを高らかに歌い上げ、ポップに疾走していく“Fall Back Down”では楽しそうにリズムに乗って全身でRANCIDを楽しんでいる。そんな光景を見ながらティムは「楽しんでいるかい? 俺たちは日本が好きだぜ」と嬉しそう。“Time Bomb”の曲名を告げ、「Scream For Me!」とティムが叫ぶと野太い怒号と黄色い声が混じった大きな声援がステージに向かって飛んでいく。
スカの陽気なリズム、手を振り上げもっと来いと煽るティムとラーズ。ラストの“Ruby Soho”ではステージを降り、観客のいるエリア近くまでやって来て熱唱する。

新旧の楽曲をバランスよく織り交ぜたBEST的セットで選曲的にもパフォーマンス的にも文句なしの大満足のステージだった。
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RANCID◆SETLIST
01. Roots Radicals
02. Radio
03. Journey To The End Of East Bay
04. Maxwell Murder
05. The 11th Hour
06. Last One To Die
07. East Bay Night
08. Dead Bodies
09. Ghost Of A Chance
10. Telegraph Avenue
11. Old Friend
12. Where I'm Going
13. Olympia WA
14. Fall Back Down
15. Time Bomb
16. Ruby Soho

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