【速報】METAL CHURCH『Damned If You Do Special Japan Tour 2019』メンバーによるコメント動画あり

Live Reports
METAL CHURCHの1994年1月以来25年振りとなる3度目の来日公演『Damned If You Do Special Japan Tour 2019』の速報レポート。メンバーによるコメント動画あり。

25年の時を経てMETAL CHURCHが再びクラブチッタのステージに立つ!


1994年の1月以来25年振りとなるMETAL CHURCHの来日公演『Damned If You Do Special Japan Tour 2019』初日が8月24日(土)川崎のクラブチッタにて行われた。

過去2回来日公演時のメンバーはマイク・ハウ<vo>のみであるが、バンドの創始者であり脱退後もバンドを裏で支え続け、現METAL CHURCHのリーダーであるカート・ヴァンダーフーフ<g>が初めて日本の土を踏んでいる。残念ながら現ベーシストのスティーブ・アンガーは来日出来なかったが、代わりにカートと共にPRESTO BALLETでプレイ、過去にはHEIR APPARENTのメンバーでもあったボビー・フェルコヴィッチ<b>が参加している。

SEが鳴り東洋的なヴォーカリゼーションが印象的な最新作のオープニング・ナンバー“Damned If You Do”からほぼ定刻通りにショウはスタート、METAL CHURCHの来日を待ち望んでいたファンの大きな声援が会場を包んだ。3曲目に名曲“Badlands”早くも炸裂、カートのギターがイントロのリフを刻むとフロアからどよめきが起きた。ダークな雰囲気を漂う“Gods Of Second Chance”では一度ブレイクすると拍手や歓声からマイクに促されて大メタル・チャーチ・コールへと発展していく。

マニアックな香りが漂いミドルテンポで攻め立てる“Start The Fire”、サビで大合唱の“Date With Poverty”とショウは熱が冷めることなく盛り上がっていく。METAL CHURCH流パワー・バラードとも言えるドラマチックな初期の名曲“Watch The Children Pray”では情感豊かに曲の表情を際立たせるマイクの表現力が素晴らしかった。そんなマイクのヴォーカルであるが、最初は年齢や一度音楽業界から完全に足を洗っていたことを考慮すれば合格点以上の出来かな位に感じていたが、徐々にその凄み増してきて声の艶、張り、声量、そして表現力とグイグイと尻上がりに増して圧倒していく。

“No Friend of Mine”ではリック・ヴァン・ザント<g>が見せ場を作りショウは後半戦に突入、人気の高い“The Human Factor”から必殺の“ Beyond the Black”へと続いていく。特にマイクのヴォーカルも含め“ Beyond the Black”でのプレイは凄まじく何度も背中を続々とさせられ鳥肌が立った。それからいくつかの小技を織り込んだステット・ホーランドのドラム・ソロもファンを盛り上げていた。スラッシーでファニーなミュージック・ビデオが話題になった“By The Numbers”からメタル然とした“In Mourning”へと続き、本編ラストは荘厳な誇りすら感じる“Fake Healer”で見事に締めくくった。

本編が終わった後にMETAL CHURCHを求める声は鳴り止まず、アンコールをプレイすべくステージに登場するメンバー。あらかた代表曲はプレイしたし何をセレクトするのかと思っていたのだが、カートのギターから弾かれたのはまさかの“Anthem To The Estranged”のメロディだ。アルバム「BLESSING IN DISGUISE」収録のドラマチックな大作を持って来るとは予想もしていなかった。少し調べてみるとライブではアルバムがリリースした年にプレイされていたのみの様で、人気が高いながらも幻の名曲となっていたものだ。そんな曲をアンコールに持ってきて、しかもキッチリとショウを締めくくったMETAL CHURCHの奥深さも感じていた。拍手でMETAL CHURCHを称賛するフロアをバックに記念撮影が終わってもなかなか会場を去らないマイクは最後はステージを降りて、最前列のファンと名残惜しそうに長い時間を過ごしていた。
マイク・ハウ&lt;vo&gt;

マイク・ハウ<vo>


派手なプレイヤーがいるわけでもないしキメキメのフォーメーションもなく、ステージング的にはむしろ地味と言えるだろう。しかし、何の装飾もいらないピュアな「HEAVY METAL」の様式に乗っ取ったパフォーマンスはだからこそ説得力があった。外連味のない質実剛健なこの日のショウは、メンバーが違うとは言え、バンド結成初期からUSメタル・マニアを唸らせ崇拝されてきたMETAL CHURCHのライブ・バンドのしての凄みをまざまざと見せつけた。満員の会場とはいかなかったがリアクションの大きさが興奮度と満足度の高さの証明にもなっていただろう。過去2回LOUD PARKをキャンセルしたということがあったが、今回のライブを体験したファンはそれも帳消しとなったと思う。

『これぞヘヴィ・メタルのライブ』その一言で十分であるし、それこそがMETAL CHURCHというバンドの真髄でもあるだろう。メンバーによれば、今日8月25日のライブはセットリストも変えてくるという。歴史が長く名曲も多いバンドなので何がプレイされるのかも気になる。今日はどんなドラマが展開されるのか、気になった人は見逃し厳禁だ。

Text by 別府 “VEPPY” 伸朗
Photos by Yuki Kuroyanagi
METAL CHURCH

METAL CHURCH

METAL CHURCH『Damned If You Do Special Japan Tour 2019』8月24日セットリスト@クラブチッタ

 METAL CHURCH8月24日セットリスト

METAL CHURCH8月24日セットリスト

METAL CHURCHから8月25日のショウに向けてのコメント

マイク・ハウより

こんにちは。日本のファンの皆へ、俺たちがMETAL CHURCHだ。
俺たちはここクラブチッタで明日日曜日の夜もプレイするから見逃すなよ!