国内最前線で活躍するデスラッシュの救世主、THOUSAND EYES Presents “BLOODY SALVATION” with HONE YOUR SENSE @Shibuya Cyclone

Live Reports
7/13に渋谷Cycloneにて行なわれたTHOUSAND EYESとHONE YOUR SENSEのライヴをリポート。
4月末に新任ドラマーをお披露目したライヴ以来、約2カ月半ぶりにTHOUSAND EYESがステージに立った。
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all pix by Litch
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HONE YOUR SENSE

2マンの相手は若手バンド、HONE YOUR SENSE。
彼らの音楽性は大雑把に分類してしまうならデスコアなのだろうが、メロディアスなフレーズあり、ツーステップを踏めるような楽曲もありと型にはまりきらないスタイルで独自の立ち位置を獲得している。

彼らのライヴを観るのはこの日が初めてだったのだが、曲にのって身体を動かしていて初めてブレイクダウンの入りにかなり癖があることに気付かされた。更に言うなら、ブラスト・ビートの挿入されるタイミングもなかなかに独特である。デスコアやメタルコアの楽曲は増産にともない様式が出来上がっていて先の展開が読めるものが大半なのだが、HONE YOUR SENSEはそうではないようだ。変化球のリズム・パターンを肌で感じて、バンドが何故にライヴ・シーンでの人気を拡大したのかが判った気がした。

HONE YOUR SENSE『NEW FAITH』LIVE MV

また、ヴォーカルが必要以上にオーディエンスを煽らないというのも好感が持てた一因だ。若手バンドはしばしば「間」に耐え切れない。私も大学時代サークルでステージに立っていた経験があるので何となく察せるのだが、フロアが盛り上がっていないことはイコール自分達のパフォーマンスがかっこよくないということと結論付けられる。決してそうでなかったとしても、演者側はどんどん自らの演奏のクオリティに懐疑的になっていく。自信が失われてしまうのである。

フロアとステージの間に生まれる温度差を縮めるべく、ヴォーカルはあの手この手で――と言ってもパフォーマンスではなく大抵は煽り文句で――客を焚きつける。そうした空気が感じ取れるとかえって冷めてしまうのだが、HONE YOUR SENSEのBara<vo>は「間」に動じず平常心のパフォーマンスを貫いていた。セットリストが進むにつれ自然に客は温まり、モッシュするキッズも現われた。こうなれば彼らの勝利である。良い意味で青くない立ち振る舞いがTHOUSAND EYES目当ての観客にも快く迎えられた理由かもしれない。

THOUSAND EYES

満を持して登場したこの日の目玉、THOUSAND EYESのオープニング・ナンバーは人気曲“Endless Nightmare”。道元<vo>はMCで今夜はロングセットでやると宣言してファンを沸かせた。正直に言うとこの会場なら彼らだけで充分埋められるのではないか?演奏時間が縮まるのではないか?という思いがあったが、2バンド分のワンマンに相当するボリュームのライヴを観れたのは嬉しい誤算だった。
THOUSAND EYESは非常に学生人気の高いバンドだけに、コピー・バンドが組まれることも多く、大学時代は本家よりもコピーの方を目にする機会が多かったくらいなのだが、やはり本物は上手い、そしてそれ以前に圧倒的に音のバランスが良い。
もちろん音作りも見事なのだが、疾走感のあるリフ、クリアな輪郭をもって耳に飛び込んでくるギター・ソロ、危なげないドラム、重く沈み過ぎないベース・ライン、それら楽器群に負けない迫力のヴォーカルという総てのパートが均衡を保ってひとつの曲となっていた。海外のテクニカルなバンドであっても原曲を知らなければどの曲をやっているのか判別がつかない…ということもあるのに、THOUSAND EYESは曲を知らなくても曲の展開をはっきりと聞き取って楽しめる音像を提供してくれていた。
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TORU<g>
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AKIRA<b>
前ドラマーのFUMIYAが脱退した時には方々から惜しむ声が上がっていたが、初めて聴く新任のYU-TOの手による楽曲の数々は、以前の再現を試みるのではなく、別の魅力を持って奏でられていた。骨太ながらパワー・プレイというわけでもない安定した演奏は、次なる音源でじっくり聴けるのが楽しみになるものだった。当初予定されていなかったらしい“無茶振り”ドラム・ソロのに見事に応えてみせた彼はもう完全にファンに受け入れられたと言っていいだろう。
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YU-TO<ds>
ドラム・ソロの動画はこちら
この日実感した彼らのライヴの良さは、とにかく自分のボルテージの高まるままに音楽を楽しめるということだ。絶対にここはシンガロングする、ここでサークルモッシュが起きる、などの細かい決まり事があまり固まっていないため各々が思い思いの形で参加出来るのだ。ピットを開けるのをためらわなくてもいいし、腕を組んで静かに耳を傾けるのだってあなたの自由だ。それぞれの「ここだ!」というポイントで拳を突き上げる様子はあるべきメタルの、いやロック・ミュージック全体のライヴの姿だと思った。

だがそれは決して盛り上がりに欠けるということではない。道元に「喉が千切れるくらいに声を出してくれ」と呼びかけられると、フロアはそれが長年かけて浸透したノリであるかのごとく声を揃えて応えた。曲のどのパートで、どんなふうに声を上げろという指示はなかった。にもかかわらず熱を持ったレスポンスを得られるこのバンドは、真に音楽でオーディエンスを束ねる力があるのだと感じた。

デス・ヴォイスや烈しいサウンドに抵抗がなければ、思い立ったら是非彼らのライヴに足を運んでみてほしい。THOUSAND EYESの音楽はいつでも門戸を開いて待っている。
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KOUTA<g>
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DOUGEN<vo>
2019.7.13(sat)THOUSAND EYES@Shibuya Cyclone set list

01. Endless Nightmare
02. Dead Again
03. Dead Night, Moonlight
04. Lost Forever
05. Black Sun
06. Death Illusion
07. Cold Blood
08. Dead Sorrow Of Me
09. Rampage Tyrant
10. Devastated Moment
11. Eternal Flame
12. One Thousand Eyes
<encore>
1. Day Of Salvation
2. Bloody Empire

THOUSAND EYES 2019.07.13 @ Shibuya CYCLONE, Tokyo

アンコールを収めたライヴ動画が公開中
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今後のライヴ予定

THOUSAND EYES

2019/10/5(土)TDF Presents -Darkest Garden-

OPEN 17:00 / START 17:30
新宿RUIDO K4

【出演】
Thousand Eyes
Imperial Circus Dead Decadence
JILUKA

【チケット】
7/21(日)10:00~ e+にて発売
前売り3,500円/当日4,000円 (ドリンク代別)

■購入ページURL
https://eplus.jp/sf/detail/3029650001-P0030001

※バンド予約はありません
※入場は番号順です
※当日券はe+チケットをお持ちの方の後の入場になります

詳細はhttps://thousand-eyes.com/2019/07/13/2019-10-5-darkest-garden/
HONE YOUR SENSE

ECSTASY OF GOLD Vol.4
2019.07.28 [Sun] 名古屋 新栄RAD SEVEN
出演:・FRUITPOCHETTE
DJあさい!(ex.キバオブアキバ)
HONE YOUR SENSE
Food:しぐれ

開場 : 11:00/ 開演 : 11:30
前売 : ¥2,900/ 当日 : ¥3,400


Nigella presents WITCH Release Party
2019.08.03 [Sat] 渋谷Cyclone
出演:NIGELLA
HONE YOUR SENSE
GIVEN BY THE FLAMES
Ode To The End
and more...

開場 : 未定/ 開演 : 未定
前売 : ¥2,300/ 当日 : ¥2,800

詳細はhttp://honeyoursense.com/schedule/