ペイガン/フォーク/ヴァイキング・メタルの宴『Pagan Metal Horde vol.4』12月16日リポート@東京初台DOORS

Live Reports
12月16日東京初台DOORSにてTÝRをヘッドライナーに開催された『Pagan Metal Horde vol.4』のリポート。
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ペイガン/フォーク/ヴァイキング・メタルにスポットライトを当てたユニークなイベント『PAGAN METAL HORDE』。その4回目が2019年12月に東京で開催された。ヘッドライナーとなるフェロー諸島出身のTÝR、そしてサポートとなるノルウェーの EINHERJER、ロシアのPAGAN REIGNと3バンドどれもが初来日。

そのイベント最終日となる12月16日(月)東京・初台DOORS公演のリポートとなる。

PAGAN REIGN

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この日のトップを飾ったのはPAGAN REIGN。定刻ジャストにアコースティックでケルト風のSEが鳴り彼らの登場を告げ,緞帳が開きステージを見れば手を広げ横並びとなったメンバーが姿を現す。SEからそのまま“Once Again”へと
雪崩込みゆったりとした空気流れ、哀愁のメロディが会場を包み中盤の疾走パートに突入するとグッと拳に力を込めるファンも姿もあった。

勇壮なメロディにデス・ボイスで疾走する“Rassvet”、ドラマチックな展開で哀愁のメロディをさらりと織り込む “Veter Proshlogo”といった曲が彼らの音に初めて触れるといったファンを徐々に取り込んでいく。
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プログレッシブ・ロック的側面を持ち、抒情性の高かった“Bessmertnoe Plemya”は絶品で、自然とメロディに身体が揺れていた。最初は動きの堅かった印象のあったメンバーだが、徐々にそれも解消され“Vo Vremena Bylin”では「ダンスの準備はいいか?俺たちは古のロシアンバンドだ!」と右手を振り上げ、ファンを煽る。デス・ボイスのキャッチーなダンス・ナンバーで、フルートの音がアクセントとなっていた。

メンバーも楽しそうに盛り上がっていったが、曲が終わるとどうやら時間となってしまい残念ながらここでショウは終わってしまった。ステージも会場も良い感じでショウのエンディングに向け盛り上がっていったので、尻切れトンボの様になってしまったのは残念だったが、プレイした楽曲に対してはファンのリアクションも上々だったし、メンバーも満足したようだったのでまたいつの日か日本の地を踏んで欲しいと思う好パフォーマンスだった。
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●PAGAN REIGN 12月16日セットリスト@東京・初台DOORS

01.Once Again
02.Rassvet(Рассвет)
03.Veter Proshlogo(Ветер прошлого)
04.Prolitaya Krov’(Пролитая кровь)
05.Bessmertnoe Plemya(Бессмертное племя)
06.Chranitel’ Drevnosti(Хранитель древности)
07.Vo Vremena Bylin(Во Времена Былин )

EINHERJER

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サウンド・チェック時にAC/DCの“Back In Black”を少し弾くとフロアのファンがピクピク反応している。ショウはアタックの強い“The Spirit of a Thousand Years”からスタート、硬派なメロディでグイグイと引き込んでいく。重厚コッテリな“Kill the Flame”へと続き、激しくヘッドバンギングするギター・チームに目が奪われる。

少しオカルトテイストのあるメロディがミステリアルかつ不気味な響きのある“Nidstong”、哀愁を滲ませるミドルナンバーの“Mine Våpen Mine Ord”とショウの中盤では流れを変え、ドロっとしたヘヴィネスが腹に響く“Nord og ner”ではグリーンのライトがステージを染める。
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じっくり良い意味でイヤらしくEINHERJERの世界観を見せつけた後が、不意打ち的なスピード・ナンバー“Spre Vingene”がファンの首を次々と掻っ切っていく。上手のアクセウ<g>は熱情を振りまきながら派手なアクションでファンを煽り、下手のオーレ<g>は逆にクールなプレイでファンの目を引く。

ツイン・ギターによるソロは正統派メタル色の旨味タップリなプレイでファンの心を揺さぶる。トラッド色滲む“Dragons of the North”がファンに拳を握らせ、大きなコーラスが会場に渦巻く。そのコーラスに乗ってグリマー<b,vo>は大きくネックを振る。
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彼らの鋼鉄の掟を高らかに歌い上げるアンセム“Ironbound”の劇的な展開がファンの心を熱く焦がし、振り上げられる手は更に多くなる。そんなファンに感謝の気持ちを込めて、シャツを投げ入れるメンバー。

盛り上がっているところで「最後の曲だ」と“Far Far North”が雄々しく始まる。勇壮なコーラスを威風堂々と歌い上げ、ドラマチックな展開が皆の胸を熱くさせるエンディングにピッタリな曲だ。会場一体となりメンバーは多くのメロイックサインに見送られステージから消えていった。
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●EINHERJER 12月16日セットリスト@東京・初台DOORS

01. The Spirit of a Thousand Years
02. Kill the Flame
03. Nidstong
04. Mine Våpen Mine Ord
05. Nord og ner
06. Spre Vingene
07. Dragons of the North
08. Ironbound
09. Far Far North

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