【完全レポート】『LOUDNESS World Tour 2019-2020 THANK YOU FOR ALL Chapter 1:Ampan vs Dragon』

Live Reports
今年は12月28日(土)東京EX THEATER ROPPONGIにて行われた、年末恒例となりつつあるLOUDNESSのライブ。『LOUDNESS World Tour 2019-2020 THANK YOU FOR ALL Chapter 1:Ampan vs Dragon』と冠され、SOLD OUTとなった熱い夜を完全レポート。

声援と拍手の中、鈴木が再び自分のドラムセットに腰を落とす。
そんな鈴木をいじり笑いを取りつつ、「大丈夫?」と声をかける二井原。鈴木は勿論まだまだいけると大きな身体に優しい笑顔を浮かべて、二井原そしてファンに返す。「北海道は札幌市在住、鈴木君のリクエストで」と“Black Star Oblivion”と曲名が告げられると驚きの声が会場からステージへ返っていく。鈴木が復帰してから恐らく初のプレイではないだろうか?
「SHADOWS OF WAR」収録の隠れた名曲的ポジションで、鈴木云々抜きに下もライブでもそれほどプレイされていないと思う。疾走曲でありながら複雑なリズムを練り込んでいて、それをセレクトした鈴木の気持ちが痛いほど伝わってくる。観ている私も知らず知らずの内に握った拳に力が入っていた。
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曲が終わり一息ついて長い髪を後ろへ流す鈴木に拍手が集まる。
「Are You Metal Mad?」と邪悪な言葉を放ち“Metal Mad”がスピーカーから放たれる。80年代LOUDNESSと今のLOUDNESSがクロスした曲にファンは右腕を振り上げる。この曲のギター・ソロで高崎はワウを利かせたプレイをするが、その音に合わせて二井原は少しお茶目に歌う。ビートを叩き出す鈴木の隣には西田が既にスタンバイしている。西田はコンセントレーションを高めながら鈴木の叩き出すビートに体を揺らし、そのプレイに親指を立てていた。
“Metal Mad”の攻撃が終わると鈴木は両手を合わせファンに手を振りステージを去る。

鐘の音のSEが鳴る中、二井原が最後の曲だと告げる。和のテイストがタップリなイントロが会場に鳴り響き、そして曲が展開されていく。
この曲を本編ラストに持ってきたという意味はとても大きいと思う。それは2020年に向けてのLOUDNESS、そして完全復帰に向けての鈴木の姿にダブっていく。懐古趣味でなく今のLOUDNESSならではのこの曲で締めるというのも胸をかなりアツくさせ、ファンもかなりの盛り上がりを見せる。

ラストは二井原のロング・シャウトからのアカペラで見事に締めくくった。
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アンコールを求める拍手を悲しく荘厳なSE“Requiem”が静め、ステージ後ろにはスクリーンに代わり巨大なLOUDNESSのロゴが描かれたバックドロップがゆっくり堂々と浮上していく。

西田の暴れ太鼓から“The King of Pain”が再び会場をヒートさせていく。鋭いリフが耳に突き刺さり、ステージの激しいライトが目を刺激する。西田の横では鈴木がスタンバイ、時折何度か肩で深呼吸しているように見えた。
“The King of Pain”が終わると同時に鈴木がシンバルを派手に鳴らして名曲“S.D.I.”の始まりを告げる。曲が始まるといくつもの右手が突き上げられ、二井原がもっと上げろを更に煽る。高崎が唸るしかないギター・ソロを決め鬼タッピングでファンを魅了すると、山下は駆けステージ上手でファンを煽り、二井原はゆっくりとステージ下手へ向かいサングラスを再びずらし盛り上がるフロアへ視線を向ける。
鈴木は大きな体を揺らし時折自分に喝を入れる様に口を大きく開け激しいビートを叩き出す。
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