80年代L.Aメタル・サウンドを纏ってタイからやって来た BULLETGUYZインタビュー

Interview
3月に初来日公演を行ったタイの BULLETGUYZインタビュー

ヘヴィ・メタルというジャンルはタイではマイナーな存在だし、そうなると俺たちは本当に小さな存在だ

TOMMIIZ<g>

TOMMIIZ<g>


--BULLETGUYZをサポートしてくれるメディアはタイに存在していますか?

JAZZ:(近くにいたマネージャーを指して)彼かな。(一同爆笑)。
マネージャー:そうさ(笑)。
OILZ:ヘヴィ・メタル系の雑誌はないんだ。いや、ポップなバンドを扱う雑誌がある位かな。オンライン・マガジンではメジャーなものを扱う『HEADBANGKOK』というのがあるよ。(メディアじゃないけど)俺たちをサポートしてくれるのはPARKING TOYSってパブかな。そこで俺たちは専属バンドとしてプレイしている。

--メディアのサポートがないと活動していく上で色々な苦労があると思いますが、何が一番の困難だと感じますか?

OILZ:ライブをする会場を探すのが一番大変だよ。俺たちはまだ結成したばかりのバンドだからね。ライブで(音響的に)俺たちの求めるサウンドにならないこともあるし。ヘヴィ・メタルというジャンルはタイではマイナーな存在だし、そうなると俺たちは本当に小さな存在だ。俺たちがライブの出来る会場は、俺たちの歌を好きでいてくれる人がやっているところだけなんだ。タイではニュー・メタルやメタルコアの方が人気あって、俺たちみたいなオールド・スクールなバンドはそうでもない。だから、俺たちは日本に来ることが出来て本当に嬉しいよ。クールなサポートにも感謝している。日本ではKAZUO(注2)が早くから俺たちのことを紹介してくれて嬉しかったよ。

--そんなタイでの活動状況で、CDをリリースしての反応はいかがでしたか?

OILZ:俺たちのファンは喜んでくれて、よく売れたよ。もう売り切れてしまって、俺たちの手元にはもう販売用のCDはないんだ。
TO’MZ&lt;b&gt;

TO’MZ<b>

--今までで一番印象的だったライブはありますか?

OILZ:PARKING TOYSでのアルバム発売記念ライブだね。2,000人来たよ、ゴメンゴメン間違えた(笑)、200人来たよ。俺たちがチケットを売ったんだ。
BANKZ:昨日の夜(3月7日のSHINJUKU公演)が最高だった。
TOMMIIZ:俺も日本だよ。
TO’MZ:俺だってそうさ。
JAZZ:もうね、日本のリアクションは最高だったよ。日本のファンのみんなを愛している!

--1stアルバムをリリースして海外からの反応はありましたか?

OILZ:最初に日本から『クールだ』と言って俺たちにコンタクト取ってくれたよ。他にもインドとかオーストラリアからも連絡が来て、CDやTシャツを買ってくれたよ。
JAZZ:スペインからもコンタクトしてきた人がいただろ?
OILZ:あ~、そうだ!カナダからもあったな。

--海外のレーベルにアプローチとかはしましたか?

OILZ:まだしていない。いや、日本とはコンタクトしたね(笑)。去年の12月に動きがあって、日本からもリリースされることになったんだ。マネージャーが日本とコネクションがあって、彼が日本のレーベルにコンタクトして決まったんだ。そのレーベルはTOMMIIZ が他にやっているNEVERLANDの存在を知っていて、俺たちの音を聴いたら一発で気に入ってくれたんだ。NEVERLANDのセールスも良かったしね。
JAZZ&lt;ds&gt;

JAZZ<ds>


--メンバーにもX-JAPANが好きと言っている人がいて、昨日は“紅”のカヴァーもしていましたね。しかもライブ・ヴァージョンを完全にコピーしていて、驚いたオーディエンスも多かったです。

OILZ:それは本当に嬉しいね。X-JAPANは本当に子供の頃から大好きなバンドだったからね。俺にとっては最初に聴いたヘヴィ・メタル・バンドがX-JAPANだったからね。テープで聴いたよ。彼らはアジア出身の本物ヘヴィ・メタル・バンドと思ったよ。
JAZZ:14歳だったかな?(笑)
OILZ:X-JAPANは、俺の意見だけど、人生の様なものだと思う。そしてX-JAPANのファンはみんな家族みたいなものだと思う。X-JAPANのコンサートに、ある人はオーストラリアから、ある人はヨーロッパから、ある人はアメリカからやってくる。そしてみんなでX-JAPANの歌を歌えば、一体になるだろ。それは家族みたいなものじゃないかな。(少し声が大きくなって)そうだよ、「FAMILY」だよ!

--他にもX-JAPANに惹かれた理由はありますか?

OILZ:派手な化粧しているだろ、「ヴィジュアル系」って言うんだっけ?そんなバンドを見たことがなかったからね。YOSHIKIを中心にビッグなサウンドを作り出しているのも好きだ。TAIJIからHEATHにメンバーが変わって少しサウンドに変化があったけどね。それに彼らはとてつもない存在だ。
JAZZ:みんな、X-JAPANに惹かれる理由は一緒だよ。
BANKZ:ギターも最高だよ。
TOMMIIZ:コーラスも良いしね。勿論曲もだ。
TO’MZ:ライブ・パフォーマンスもパワフルだ。
JAZZ:本当に彼らはクリエイティブなバンドだ。俺はドラマーだし、YOSHIKIのことを尊敬しているよ。映画「We Are X」は感動的だった。

SUPERSONIC LOVE - BULLETGUYZ [ Live in JAPAN ]


--日本から帰った後の予定を教えてくれますか?

OILZ:日本ツアーが終わってバンコクに戻ったら、俺たちは新曲を何曲かデモ・レコーディングする予定だ。俺たちは10曲位を(次のアルバムに向けて)作曲しようと思っている。あとは毎月 PARKING TOYSでライブをする予定があるよ。

--それぞれ、今後の目標を教えていただけますか?

OILZ:俺はとにかく2ndアルバムに向けて曲を作っていきたいね。そして、俺たちのいる環境やシーンをもっと良くしていきたいね。
BANKZ:2ndアルバムではカントリーやブルースの要素も取り入れてみたいね。
TOMMIIZ:アレンジやプロデュースにチェレンジしてみたいんだ。
TO’MZ:今回の日本ツアーで色々なバンドと共演して、勉強になったことが多いから、それを活かして次のアルバムにも取り入れたいね。
JAZZ:前のアルバムで俺はあまり貢献出来なかったから、アレンジ面でもっとバンドに貢献したいね。

--最後に日本のファンに一言お願いします。

OILZ:今回のツアーは本当に素晴らしかったよ。そしてみんなが親切だった。それに美人が多かったし(笑)。
JAZZ:いい匂いもしてたよね(一同笑)。それは冗談として、本当にありがとう!

インタビュー:別府 “Veppy” 伸朗
通訳:渋谷浩

注1:映画「ROCK STAR」に登場した架空のバンド。サントラではマーク・ウォルバーグ(vo)、ザック・ワイルド(g)、元DOKKEN/DIOのジェフ・ピルソン(b)、ジョン・ボーナムの息子ジェイソン・ボーナム(dr)、BLSのニック・カタニーズ(g)がプレイしている。

注2:本サイトの小笠原和夫のこと。「タイのメタルにエールを」の第2回、第10回でBULLETGUYZを取り上げている。

แสงดาวในคืนที่มืดจันทร์ - BULLETGUYZ「Official MV」

24 件