メタルTシャツ地獄変 ストライクス・バック!第3回「GODZILLAの復讐」

メタルTシャツ地獄変 ストライクス・バック!
メタルTシャツについてとりとめのないこと

「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」


「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」をご覧になった方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか? 私の周囲ではかなりの人が劇場に足を運んでいてかなり好評でした。

個人的な感想としてストーリーや展開でツッコミどころがありましたが、巨大な怪獣が真正面から激突する単純明快でど真ん中な怪獣映画として私はかなり楽しみました。特に過去のゴジラ映画を筆頭に東宝怪獣映画のオマージュが髄所に盛り込まれていたのも良かったですね。

「オリジナルの音楽には、ゴジラの精神と魂があり、アメリカ映画として初めてそれを使うことが重要だった」とマイケル・ドハティ監督が語っていたBGMがこれまた最高で、あんな曲やこんな曲が劇場で流れるとアドレナリンが急上昇する感じです。
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ゴジラとBLUE ÖYSTER CULT


さて、そんな「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」のエンディングの映像のバックに流れていた曲に一番驚いてしまい、周囲のお客さんに申し訳なかったのですが思わず「オオッ!」って声が出てしまいました。少しネタバレになりますが、その曲名はズバリ“Godzilla”。音楽全編を担当したベアー・マクレアリーによるカバーで、SYSTEM OF A DAWNのサージ・タンキアンがフューチャリングされています。

オリジナル曲はBLUE ÖYSTER CULTが1977年にリリースしたアルバム「SPECTRES」に収録、1978年にはシングルカットもされ、彼らの数ある楽曲の中でもかなり人気の高いものです。歌詞は勿論英語であるが、曲中でエリック・ブルームによる日本語のセリフが入っていて、その片言ぶりで日本では迷曲扱いされることもあります。この日本語のセリフですが、ゴジラへの愛情とリスペクトは十分に伝わってくるし、ある意味アクセントにもなっていると思います。

メンバーのエリック・ブルームが日本の特撮映画オタクだとファンの間では知られていますが、この曲を作詞作曲したバック・ダーマことドナルド・ローザーもかなり日本の特撮映画が好きなようで、後に“Gamera Is Missing”をソロで発表しています。

話は戻って“Godzilla”ですが、オリジナルはかなりポップな曲調でヒップホップのリズムにも通じるところがあります。今回の「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」版はコッテリとした重厚な仕上がりで、ヒップホップ的リズムを強調しているかなと。ただ、日本語のセリフが入っていないのが残念、あの片言の日本語をどう料理するのか楽しみでもあったのですが。
BLUE ÖYSTER CULTの“Godzilla”...

BLUE ÖYSTER CULTの“Godzilla”日本盤シングル

BLUE ÖYSTER CULTの逆襲


さて、そんな“Godzilla”ですが日本での人気はイマイチ、と言うかBLUE ÖYSTER CULT自体の人気がイマイチな感じがするのですよね。BLACK SABBATHと共に元祖ヘヴィ・メタルとして知られているというのに。

それを如実に感じたのは2012年の『LOUD PARK』でセバスチャン・バックがパフォーマンスした時のこと。それまで彼のライブでも“Godzilla”カバーしていて、1999年リリースのライブ盤「BRING EM BACK ALIVE」では“Monkey Business”とメドレー形式に収録していました。『LOUD PARK』で彼はライブ終盤のハイライトでプレイ、しかもゴジラの様に歩くアクションまで取り入れていたのに多くのファンはポカーンと観ている感じで盛り上がりもイマサンな感じで残念だったなあと。

それと対象的だったのが今年の『DESARTFEST BERLIN』でプレイしたFU MANCHUで、彼らは1997年にそのものズバリ「GODZILLA」というシングルでカバーしていますが、この日のアンコールで“Godzilla”をプレイして場内はかなりの盛り上がりを見せていました。多くのファンがバンドと一緒になって「Go! Go! Godzill!!」と叫んでいるのは感動的であったし、私が日本人と分かるとゴジラのマネをして絡んでくる人も多かったのが可笑しかったですね。

ちょっと変わったところではゴジラの愛称でファンに親しまれていた松井秀喜がニューヨーク・ヤンキース入団した直後の入場テーマに“Godzilla”を入場テーマにしていました。

さて、BLUE ÖYSTER CULTに話を戻しましてドナルド・ローザーとエリック・ブルームは1998年に公開されたローランド・エメリッヒ監督版の『GODZILLA』に自分達の楽曲“Godzilla”が使用されないことに抗議(?)をして、“Nozilla”という曲を発表しています。でも、この映画の評判はかなり悪かったので使用されなかったのは正解だったと思うし、カバーとはいえ今回のリスペクト感タップリの映画で使用されたので彼らも溜飲を下げたのではないでしょうか。

Blue Oyster Cult - Godzilla


今回のシャツはそんなBLUE ÖYSTER CULTのゴジラ愛を全面に惜しみなく出したTシャツです。フロンとのゴジラと言うよりも巨大なトカゲみたいなゴジラなのが残念ですが、それもこのシャツの味なんだろうなと。

Tシャツ裏面でBLUE ÖYSTER CULTのシンボルとも言える死神と対決しているゴジラは重量感もタップリで私たちのイメージするゴジラに近いのですけどね。
BLUE ÖYSTER CULT/GODZILLA T...

BLUE ÖYSTER CULT/GODZILLA Tシャツ表面

BLUE ÖYSTER CULT/GODZILLA T...

BLUE ÖYSTER CULT/GODZILLA Tシャツ裏面