Veppyとメタルな小部屋 「JEX THOTHと呪いと私」

Veppyとメタルな小部屋
アメリカのサイケデリック・ドゥーム・バンドJEX THOTHについての話。

この「Veppyとメタルな小部屋」ではONLINEで取り上げないちょっとした話を肩肘張らずに軽く取り上げていこうと思います。
ネタ的な話から、音源紹介、ライブ・レポ等々、取り上げるものも決めていませんし、『メタル』と書いていますが、それ以外も面白そうな話があれば取り上げていこうと思います。

そんな感じですので、ゆるい目でよろしくお願いいたします。

JEX THOTHってどんなアーティスト?


今回はJEX THOTHというアーティストについて、ちょっとした話をしてみようかと。

JEX THOTHはアメリカを拠点に活動するサイケデリック・ドゥーム・バンドで、元々はTOTEMという名前で2005年に結成。
2007年にTOTEMはセルフ・タイトルのEPをリリースした後に、バンド名をJEX THOTHに改名します。
因みに、JEX THOTHはバンドの女性ヴォーカリスト、JEX THOTH(ジェクス・トート)から取られています。

JEX THOTH名義では2008年に1stアルバム「JEX THOTH」、2013年に「BLOOD MOON RISE」をリリースしていて、2009年にはJEX THOTH名義でTOTEM時代の音源を再発しています。

彼らはフォークな香りもほんのり漂うドゥーム・ロックをプレイ。
気だるくヘヴィな空気の中に美しいメロディが溶け込まれていて、セイレーンの如き魔性の美しさを称えたジェクス・トートのヴォーカルにも骨抜きにされてしまいます。
女性ヴォーカルのドゥーム・メタルやヴィンテージ・ロックが好きな人にはお勧めです。

ミュージック・ビデオはないのですが、レーベルが音源のみをアップしていますのでそちらをどうぞ。
私の好きなアルバム「BLOOD MOON RISE」から“Keep Your Weeds”となります。

JEX THOTH - Keep Your Weeds

現代に蘇った魔女 ジェクス・トート

バンドの中心人物であるジェクス・トートですが、「現代に蘇った魔女」とも言われています。
白魔術か黒魔術かは分かりませんが、魔術を操るなんて話も耳にしています。
神秘主義とも、自然主義者といった話もあり、これだけネットが発達した現代でも謎の多い人物な印象があります。(単に日本に情報が入ってこないだけかもしれませんが。(笑))

恐らく、「トート」はステージ・ネームで、古代エジプトの知恵をつかさどる「トート神」から取られているのだろうと。

そんなジェクス・トートですが、会った人によるとかなりのクール・ビューティーという話です。
ジェクス・トート

ジェクス・トート

JEX THOTHのライブを初体験


そんなJEX THOTHですが昨年取材で訪れたヘヴィ・ロックの祭典『Desertfest Berlin』で観る機会があって、そのステージを楽しみにしていました。

最終日の5月6日に出演したJEX THOTHは、ステージに祭壇を組んだり髑髏をデコレーションしたりで、ライブ前からステージ前は異様な雰囲気に包まれていました。
そんな中で行われたライブはリチュアル的な側面もあって、サウンドと共にステージに釘付けにさせられました。
『Desertfest Berlin』は3日間行われたのですが、その3日間で個人的ベスト・アクトはJEX THOTHでした。

でも、照明がかなり暗かったので、カメラマンとしてのスキルが0に近い私はかなり泣かされましたけどね。
特にBURRN!本誌での掲載は白黒だったので、写真が上手く印刷出来るかどうかも含めてかなりドキドキもさせられたし。(笑)

ここではカラーになりますので、雰囲気を味わっていただけたら幸いです。

バック・ステージに彼女含めバンドのメンバーに会えるかとも思ったのですが、一切会えず。
私の運が悪かっただけだと思いますが、そういったこともあって私の中では更に謎多きアーティストとしての印象が強まりました。
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JEX THOTH 2018.5.6 『Desertf...

JEX THOTH 2018.5.6 『Desertfest Berlin』

JEX THOTHと呪いの十字架


JEX THOTHのライブが終わってステージ近くで呆けていると、先が黒くなっている木片を発見しました。
それは彼らがステージで小道具として使用した十字架の燃え残りでした。(先の写真3枚目参照)

ライブが終わってセットリストとかピックにファンは手を伸ばすのに、何故かこの十字架の燃え残りはスルー。
そこそこの大きさで見れば直ぐ分かると思うのに、おかしいなとは思いつつ、ステージで使った十字架の燃え残りを拾うことが出来てラッキーだなと。
手にしても誰も気にしていなかったし、面白い珍しいお土産になったな位に思っていました。

手にした時まだ熱を持っていた様で、右手親指のハラに痛みが走り軽い火傷をしてしまいましたが。
今も大事にしている十字架の燃え残り

今も大事にしている十字架の燃え残り


そして帰国後直ぐに友人のバンドのツアーにDJとしてツアーに同行したのですが、ツアー先でどうにも首が痛くなってしまって。
湿布をしていれば治るかなと現地で薬局で買ったのですが、全く痛みは治まらない。

それどころか、ツアーから戻ってきたら首から右腕にかけてかなりの痛みが出てきて、夜も眠れない位に悪化してしまって。
パソコンのキーボードを叩くのにも痛みが酷かったし、箸を持つのもかなり苦労しました。
特に痛みと痺れが酷かったのが、先のドイツで軽い火傷をした右手親指のハラの部分。
ちょっと嫌な感じもしましたが、帰国後のツアーでの移動中の機材車の中で変な姿勢で休んでいたからだと。
疲れもあったし、偶然が重なったからでしょうね。
題にアイキャッチも込めて『呪い』なんて物騒な言葉を使いましたが、真相なんてそんなものだろうなと。

予定が詰まっていて医者にも行けず、痺れも痛みも日に日に強くなって、もう限界かなと思ってから痛みと痺れが和らぎ始めまして。

今では痛みも痺れも殆どなく、普通に生活していますが、右手親指のハラをさすると今でも軽い痺れを感じます。
そして、その痺れを感じる度にJEX THOTHのあの儀式的なライブを鮮明に思い出します。

知り合いには今でもお祓いに行けとは言われますけどね。(笑)

この記事のキュレーター

別府 “Veppy” 伸朗
別府 “Veppy” 伸朗
新一万円札の顔となる渋沢栄一の生まれ故郷「深谷市」在住の兼業音楽ライター。メタルのレコードとシャツに囲まれての田舎暮らしですが、ノホホンとは出来ず残念!ベルボトムLOVEですが、サイズが…。