VEPPYとメタルな小部屋「ANTHEMの出演するドイツの『KEEP IT TRUE』ってどんなメタル・フェス?」

Veppyとメタルな小部屋
ANTHEM初のヨーロッパ公演の地となった『KEEP IT TRUE」というメタル・フェスティバルについて。

『KEEP IT TRUE』はどんな場所で開催されるの?


ANTHEMが初のヨーロッパ公演を行うメタル・フェスティバルということで日本のファンからも注目を集めている『KEEP IT TRUE』。
その歴史は2003年の小さなメタル・フェスティバルが出発点となっている。
現在は「世界一濃いメタル・バンドが出演するメタル・フェスティバル」としても知られている。

『WACKEN OPEN AIR』や『HELLFEST』といった大型野外メタル・フェスティバルに比べたら、小規模だと思うが、そのラインナップのマニアック度と濃さから世界中のマニア(関係者を含む)から注目され、チケットは発売後すぐにSOLD OUTとなり、かなり入手困難なフェスティバルとしても知られている。

開催地はドイツの南に位置するバーデン=ヴュルテンベルク州(Land Baden-Württemberg)にあるラウダ=ケーニヒスホーフェン (Lauda-Königshofen)という地方都市である。
フランクフルト国際空港から南へ電車を使えば2~3時間で到着する。

どんな土地かと言えば、ドイツの山間にある田舎町。
私の地元埼玉県で言えば「秩父」というイメージだ。
映画「ヘヴィ・メタル・イン・ザ・カントリー」のフェスティバル版といった感じかもしれない。
ラウダ=ケーニヒスホーフェンのある場所(赤いマーキング)

ラウダ=ケーニヒスホーフェンのある場所(赤いマーキング)


最寄り駅はケーニヒスホーフェン駅(Königshofen banden)となる。
『KEEP IT TRUE』というとラウダのイメージが強く、ラウダ駅 (Lauda Bahnhof)で降りると、かなりの距離を歩くことになるので注意が必要だ。

ケーニヒスホーフェン駅は無人駅で、そこにぞろぞろとメタラーが電車から降りていくシーンはちょっと面白い。
私が初めて行った時は時間をかなりずらしての到着だったので、電車にメタラーが乗っておらず、しかも駅やその周辺にもメタラーがいなかったのでかなり不安にはなったことがあった。(笑)

会場にはキャンプ・スペースがあり、地元ドイツのファンはキャンプしている人が多いが、遠方からのファンはそれは厳しいので宿が必要だ。
近くにバート・メルゲントハイム(Bad Mergentheim)という温泉保養地があり、そこにはホテルやペンションが多いのでその地に宿泊している人が多い。
『KEEP IT TRUE』前日の夜には街中を酔っぱらって歩いているメタル・ファンもよく見かける。

ここで注意するのは『KEEP IT TRUE』が終了するのは夜中で終電も終わっているので、宿までの足を確保しないといけないということ。
今はアプリで簡単にタクシーを手配できるが、以前は事前に手配するか電話での手配だったので苦労させられた。
(日本と違い流しのタクシーは走っていないので、事前に手配しておいた方がよい)
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ケーニヒスホーフェン駅の様子。無人駅なので不安になるが...

ケーニヒスホーフェン駅の様子。無人駅なので不安になるが1人でもメタラーがいるとホッとする。(笑)

会場となる「Tauber-Franken-Halle」


メタル・フェスティバルが開催するとはとても思えないドイツの田舎町を歩いていくと、大きな体育館と様々なTシャツとパッチGジャンに身を包んだ大量のメタラーが嫌でも目に入ってくる。

会場は「Tauber-Franken-Halle」という大きなホール。
そこでは様々なインドア・スポーツも行われている様で、大きな体育館といった風だ。
隣にはサッカー場と自動車教習所がある。

毎年『KEEP IT TRUE』の初日には翌年のチケットが先行発売されるので、多くのファンが早い時間からやってきてチケットを求める行列が出来ている。

余談に近いが、会場内のトイレは時間が経つに連れかなり汚くなるし、たまに破壊もされたりしているのでかなりの注意が必要である。
出来ることなら「大」は予め済ませておくことをお勧めする。

それと会場外の仮設トイレはそれ以上に汚れていたりするので、死んでもお勧めしない。
どうやったらこんなに汚せるのかと呆れてしまうほどで、開けた扉をそっと閉めたことが何度あったか。(笑)
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Tauber-Franken-Halleの外観と入口

Tauber-Franken-Halleの外観と入口

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会場内の様子

会場内の様子

盛り上がるステージ前方

盛り上がるステージ前方

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ステージの様子

ステージの様子

会場内の壁には様々なメタル・コミュニティや自分の出身国...

会場内の壁には様々なメタル・コミュニティや自分の出身国のフラグが掲げられる。

マーチャンダイズは会場内で販売している(写真手前はその様子)

マーチャンダイズは会場内で販売している(写真手前はその様子)

マーチャンダイズ準備中。

マーチャンダイズ準備中。

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マーチャンダイズが販売される場所はいつも人で賑わっている。

マーチャンダイズが販売される場所はいつも人で賑わっている。

6年前の『KEEP IT TRUE』の会場の様子。

6年前の『KEEP IT TRUE』の会場の様子。

6年前は会場内で様々なメタル・グッズも販売されていたが、今はキャパシティを増やす為にメタル・グッズの販売は会場外のテント・エリアに移されている。
それでもチケットは直ぐに売り切れてしまい、入手は困難だ。

会場の外の様子


会場の外にはテント・エリアが設けられ、多くのファンがラジカセを持ち込み大音量で様々な音楽を流しビールで喉を潤している。
酔っぱらって潰れて寝っ転がっている人も多い。
のんびりとした景色が広がっているので、酔っぱらって横になるのもかなり気持ちよい。
なので潰れてゴロりとしたくなるその気持ちは分からないでもない。(笑)
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会場外のテント・エリア

会場外のテント・エリア


会場外には2か所ほど食事スペースがあり、サッカー場の隣でホットドッグを売っている売店はいつも人で賑わっている。
駐車場エリアにも食事スペースがある。

また会場から歩いて5分位の場所にはコンビニ(兼ガソリンスタンド)、更に歩いて5分位の場所にピザ屋があり、かなりの賑わいを見せている。
会場から歩いて30分位の場所には大型スーパーマーケットもある。

フェス会場内には飲食の持ち込みは禁止で、会場内にはドリンク販売スペースは用意されている。
サッカー場にある食事スペース

サッカー場にある食事スペース

駐車場スペースの食事スペース

駐車場スペースの食事スペース

メタル・マニア卒倒のメタル・グッズ販売会場


会場外のテントは様々なメタル関連グッズが販売されていて、ヨーロッパのレーベルや有名中古盤店がブースを出している。
それを全部観るとそれだけでも一日が潰れてしまう位の量となっている。
今までデータでしか知らなかった様な悶絶超絶レア音源も様々と売られていて、探していたレア音源を入手出来てかなりの笑顔となっているマニアも多い。
その分、懐が寂しくなり涙しているかもしれないが。
準備中のTシャツ屋

準備中のTシャツ屋

ピンバッチの数々

ピンバッチの数々

パッチ&Tシャツ屋

パッチ&Tシャツ屋

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パッチ屋

パッチ屋

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レア・レコードの壁!会場ではどのブースも目玉やレア音源...

レア・レコードの壁!会場ではどのブースも目玉やレア音源を誇らしげに飾って来場者の目を楽しませている。SABBRABELLSの1STも誇らしげに掲げられている。

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マニア至福の音源漁り、思わずニンマリも

マニア至福の音源漁り、思わずニンマリも

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かなりの賑わいを見せるメタル・グッズ販売会場

かなりの賑わいを見せるメタル・グッズ販売会場

探していたレコードを探し当てて大喜びのマニアさん

探していたレコードを探し当てて大喜びのマニアさん

来場しているファンも濃い人たちばかりで、見ているだけでも楽しい!


出演者だけでなく会場にやってくるファンもかなりの濃さ。
着ているシャツを見ているのも楽しく、レアなTシャツを着ているファンは注目度も高い。
しばしば声をかけられたり、そのシャツの写真も撮られたりもしている。
日本のバンドのシャツもレアなのか、私が着ている日本のバンドの写真を撮られたこともあった。
日本から来るなら、今年はANTHEMのシャツを着ていたら注目を浴びるかもしれない。

マニアでフレンドリーなファンが多く、気軽に声をかけてくるし直ぐ仲良くもなれる。

当然、パッチGジャン率も高く、そのスタイルも様々である。
そのパッチGジャンを見ているだけでも楽しい。
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こんな感じでみんな気軽に写真を撮らせてくれる(笑)

こんな感じでみんな気軽に写真を撮らせてくれる(笑)

楽しすぎてグイグイと飲んじゃうファンも。この人、開演前...

楽しすぎてグイグイと飲んじゃうファンも。この人、開演前に潰れちゃったのかライブ中見かけなかったな(笑)

右側のメロイック・サインを決めている人が『KEEP I...

右側のメロイック・サインを決めている人が『KEEP IT TRUE』のオーガナイザーであるオリバー氏。

全バンドとミート&グリート可能!


『KEEP IT TRUE』がウリにしているのは全バンドとのミート&グリートが可能ということ。
その料金もチケット代金に含まれている。

でも観たいバンドもあるしなと心配な方も大丈夫!
ライブ会場内にそのスペースがあるので観たいバンドを見逃すことはない。
それどころか演奏中であればバンドのパフォーマンスを観ながらなので、楽しみながら並んでいることが出来る。

時折、ミート&グリート対象のバンドがステージに夢中になってサインする手が止まってしまうことがあるけど(笑)
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アーティストと写真を撮ったり、サインを貰ったりのミート...

アーティストと写真を撮ったり、サインを貰ったりのミート&グリート

動画で見る『KEEP IT TRUE』フェスティバル

テキストを書いたり写真を見るよりも動画で見た方がよりイメージもつけやすいと思うので『KEEP IT TRUE』のトレイラー動画があったのでそれを見てください。

現地のニュース動画もあったのでそれも面白いと思います。
ニュース動画はドイツ語なのが残念だが、DEMOLITION HAMMERとHEAVY LOADの貴重なライブ映像を観ることが出来ます。

Keep It True XX Festival Trailer

『KEEP IT TRUE』を紹介しているニュース動画

『KEEP IT TRUE』今年のラインナップ

『KEEP IT TRUE』2019年フライヤー

『KEEP IT TRUE』2019年フライヤー


今年の『KEEP IT TRUE』のラインナップであるが、日本のファンにとっては「?」なバンドも多いと思う。
正直、ANTHEM以外興味がないという方もいるだろう。
その辺りに温度差を感じるが、マニアの中にはその濃さにクラクラしている方もいるかもしれない。

ロシアのIRON MAIDENとも言われ国民的人気のあるARIAやフレンチ・メタル最高峰とも言われているSORTILEGEの出演はかなり驚かさせられた。
故カール・アルバートの息子が歌うVICIOUS RUMORES(カールそっくりの声で驚く)やオリジナル・シンガーのジョン・サイリースが復帰したAGENT STEELといったところに注目している方もいるかもしれない。
日本でも人気が高く、昨年初来日公演を行ったWITHERFALLも出演するし、まだ見ぬ若手強豪枠とも言えるIDLE HANDS、TRAVELER、SABIREといったバンドも出演する。

トリはオリジナル・シンガーが復活したCANDLEMASSと昨年亡くなったMANILLA ROADのメンバーであるマーク・シェルトンのトリビュート・バンドが出演する。
共に日本のファンにしたら驚くかもしれないが、それが成立するのが海外のシーンとも言える。
(日本のシーンが良い悪いというのとは違うので誤解なきように)

タイムテーブルとミート&グリートの時間も参考までにアップしておきます。
今年のタイムテーブル。ANTHEMの出演は初日26日金...

今年のタイムテーブル。ANTHEMの出演は初日26日金曜日の現地時間で17時15分から。1時間のパフォーマンスだ。

ミート&グリートのタイムテーブル。時間通りの順番でない...

ミート&グリートのタイムテーブル。時間通りの順番でないので注意が必要。

最後に


ざっくりとではありますが、『KEEP IT TRUE』について紹介してみました。
なんとなく雰囲気が分かっていただけたら幸いです。
会場に来ているファンは筋金入りで、本当によく歌うし良いパフォーマンスをすればかなりの盛り上がりで、その場にいるだけでメタル・ファンなら (例えバンドを知らなくとも)心がアツく楽しくなるでしょう。


初のヨーロッパ公演となるANTHEMもかなりの盛り上がりとなると思います。
その様子も伝えられたらとも思っていますので、日本で応援しているANTHEMファンの皆さんはお楽しみに。

会場までいらっしゃるファンは楽しみましょう!
待ってるぜ!

待ってるぜ!